マットレスの中にダニが住み着きやすく寝ている間にダニに刺された経験がある人は多いと思います。
ダニに刺されると刺された周辺が赤くなり、かゆみが数日間強く続く事があるのでダニには噛まれたくないですよね。
ダニが発生してから慌ててマットレスに掃除機をかけたり、敷布団を干したりとダニ対策をしてもなかなかダニがいなくなりません。
それでは効果的にマットレスからダニを駆除するにはどうすればいいのでしょうか?
マットレスを購入したけれどダニ対策をどうすればいいのか分からない人も多いと思います。
マットレスにおけるダニ対策をこれからご紹介したいと思います。
ダニを放置するとこんなに危険!
アレルギー反応を引き起こす原因物質をアレルゲンと言います。
ほこり(ハウスダスト)の他にダニの死骸やフンがアレルゲンになります。
ダニを放置していると寝ている間に刺されるだけでなくアレルギーの原因になります。
またアレルゲンは年齢によって変わっていきます。
乳児期に多いのは食べ物ですが、2歳以上になるとダニがアレルゲンになりやすいので小さいお子さんがいるご家庭では特に注意したいですよね。
ダニはマットレスに付着した人のフケやアカ、髪の毛などをえさにして繁殖します。
ダニが活発になる環境は気温が25℃、湿度75%の時にもっとも増えやすくなります。
マットレスは寝汗により湿気がこもりやすくダニのえさも溜まりやすいのでダニが発生して増殖しやすい場所と言えます。
日常におけるマットレスのダニ対策の基本的な考え方とは
マットレスのダニを駆除するには、まずダニを退治してからダニの死骸やフンを除去します。
それからダニが発生しないようにダニ対策の予防を行います。
ダニを退治していないのにいきなりマットレスに掃除機をかけたり、ダニがマットレスに住み着いているのにダニの予防策をしても効果がありません。
まずは「ダニの退治」そして「ダニを除去」それから「ダニの発生を予防する」という手順を踏むことがマットレスのダニ対策の基本となります。
ダニを退治する5つの方法
これからご紹介する5つの方法の中から実践できそうな方法を選び、まずはダニ退治を頑張ってみて下さい。
1.側生地が取れるなら洗濯して高温で乾燥する。
まずはご使用のマットレスの側生地が外せるか確認して、もし外せるのであれば側生地の素材が洗濯可能なのか、また高温の乾燥機が使えるのか確認して下さい。
側生地が取れて素材を確認したならば、洗濯そして乾燥機で30分以上乾燥させればダニを退治することができます。
ダニは熱に弱い為、50℃以上の熱を20分間の環境であればダニが死滅します。
家に乾燥機がなければコインランドリーの乾燥機がおすすめです。
2.布団乾燥機を使用する。
布団乾燥機の中には「ダニモード」の機能が付いています。
布団とマットレスの間に布団乾燥機のホースをセットすれば50℃以上の温風で布団とマットレス両方のダニを駆除できます。
布団乾燥機は寝具を乾燥させるだけでなく、布団乾燥機の機能に「あったかモード」が付いてると、冬の寝る前に布団を温めておけばぐっすり眠れるので布団乾燥機は一家に一台おすすめします。
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3.マットレスで使えるダニの殺虫剤スプレーを使用する。
マットレスの側生地が洗えなかったり、高温でのダニ対策が取れない場合はダニを駆除できるスプレーを使用してダニを駆除します。
ダニの殺虫剤スプレーを使用する前にマットレスでの使用が可能か確認してからマットレスにスプレーを噴射して下さいね。
ダニの駆除スプレーを使用すれば手軽にマットレスに住み着いているダニを駆除できるだけでなく、数か月間のダニの増殖抑制効果が期待できる成分も含まれています。
ダニの駆除スプレーは手軽に使える反面、直接人に向けて噴射しない限り人間に影響が少ないとはいえ、殺虫剤成分を含んでいるので乳幼児など小さいお子さんがマットレスを使用するのであれば気になるのがデメリットといえます。
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4.マットレスのダニよけスプレーが安心・安全です。
マットレスにダニの殺虫剤スプレーを吹き付けるのに抵抗がある人におすすめなのがマットレスのダニよけスプレーです。
ダニよけスプレーはノズルをマットレスに差し込みスプレーすることでマットレス内部のダニを外に追い出します。
天然系の精油、香料を使用しているため非常に安全に使えます。
ノズルを外せばマットレスの表面にも噴射できます。
ただし、ダニは死滅しませんので、部屋の中でダニよけスプレーを使う時は気を付けて下さい。
ベランダなど外でマットレスにダニよけスプレーが使うと良いですよね。
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5.時間はかかるがダニ捕りシートも安心・安全です。
ダニ捕りシートをマットレスに置いておくとダニ捕りシートに含まれた誘引剤がマットレスの奥に潜むダニを強力に引き寄せます。
ダニ捕りシートに引き寄せられたダニはシートに付着し死滅していきます。
ダニ捕りシートには殺虫剤成分が含まれていないので安心してダニの駆除が可能です。
ただし、ダニの駆除に時間がかかるのが難点でシートを置いてから1ヵ月~1ヵ月半は見ておく必要があります。
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ダニの除去の仕方
マットレスに潜んでいたダニを退治できたら、次にダニの死骸やフンを吸い取ってマットレスから除去しましょう。
1.掃除機をかける。
マットレスにシーツをかけてあればシーツは取り外して、ついでシーツは洗濯すると良いですよね。
最近の掃除機には付属品の中に布団用ノズルが付いてる事があるので、ヘッドを布団用ノズルに取り換えれば掃除機がかけやすいです。
布団用ノズルだけ売っているので、布団やマットレスに掃除機をかける時はあると便利ですよね。
シーツを取り外したら、掃除機をかけて、マットレスの表面に付いているダニの死骸やフンといったアレルゲン物質を除去します。
2.布団専用のクリーナーを使用する。
一般的な掃除機は床の上を掃除するには使いやすいですが、マットレスには使いにくいですよね。
そこで布団専用のクリーナーがあればマットレスの掃除がとてもやりやすいです。
掃除機に比べてコンパクトなので使いやすく、さらにダニ対策に必要な温風を当てながら、「UV」・「たたき」・「吸引」といった機能が付いていたりするので確実にダニを除去することができます。
布団専用クリーナーの「レイコップ」を私はよく使用するのですが、レイコップをした後は驚くほどゴミが取れ、マットレスの上がさらさらにきれいになります。
レイコップをした後は気持ちよく寝れるので、家族からも「レイコップして~」とよくせがまれます。
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→「レイコップ」
3.コロコロを使うのはおすすめしない理由
コロコロは掃除機と違い手軽にごみが取れますが、ダニ対策としてはコロコロはおすすめしません。
とくにコイルマットレスの場合、マットレスの表面は凸凹している為、コロコロの粘着で取れるごみは髪の毛など大きなゴミであって、目に見えないダニの死骸やフンは凸凹の隙間に入っていたりするので掃除機をかけて吸い取るのが一番です。
ダニを予防する7つの方法
ダニを駆除そして除去できたら最後にダニが再発生しない為にも予防対策を行います。
1.マットレスを定期的に干す。
ダニは湿気を好みますので、マットレスを定期的に干してマットレス内部にたまった湿気を取るようにします。
コイルマットレスのような大きくて重たいマットレスであれば、ベッドの上でいいので壁に立てかけて部屋の通気性を良くすればマットレス内部の湿気を追いやることができます。
2.殺虫剤成分のないダニよけシートを敷く。
マットレスの下にダニよけシートを置いておくとダニを寄せ付けません。
効果も1年程度あるので経済的です。
殺虫剤成分を使用していないダニよけシートであれば、小さいお子様やペットを飼っておられる人にも安心して使用できますよね。
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3.湿気をグングン吸収する除湿シートを使用した湿気対策
マットレスの下に除湿シートを置くと寝ている間にかく汗の湿気をグングン吸収してくれますので、マットレスの中に湿気がたまりにくくなります。
ダニを予防するには湿気対策が一番で湿気を抑える事がカビ対策にも繋がります。
除湿シートの中には天日干しすれば何度でも繰り返し使えるものもありますのでとても経済的ですよね。
寝汗が多い人であれば除湿シートを使うことを強くおすすめします。
お子様は寝汗が多いので安全に湿気対策ができます。
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4.寝具用のダニよけスプレーをかける。
ダニよけスプレーをかけておけばダニを寄せ付けない効果が期待できます。
ダニよけスプレーはマットレスだけでなく、まくらや布団などの寝具にも使いやすいので定期的にスプレーすると良いですよね。
マットレスの上には寝具だけでなく、ぬいぐるみなどダニが住み着きやすいものが多くあるので、簡単にダニの予防対策ができます。
5.ダニ忌避剤を置く。
寝室にダニ忌避剤を置くだけでダニよけの効果があります。
マットレスだけでなく寝室にはダニが住み着きやすいものがたくさんあるので部屋全体をダニの予防対策ができれば安心ですよね。
6.室内の窓を開けて換気し通気性を良くする。
ダニの予防に効果的なのが湿気対策です。
室内の窓を開けて換気をして寝室の湿気を逃がしてやることがマットレスのダニの予防対策につながります。
換気を行う時のポイントはできるだけ窓を2か所以上開けて通気性を良くすることがポイントです。
また、掛布団をめくっておけばマットレスの風通しが良くなりますよね。
7.シーツをこまめに洗う。
シーツにはダニのえさになる髪の毛やフケが多く落ちていますので、こまめにシートを洗って清潔に保つ事がダニを予防することができます。
ダニが発生しやすい高温多湿な時期に関してはいつも以上にシーツを洗うことをおすすめします。
ダニの駆除サービスを利用する
お金がかかりますが完全にダニを駆除したいのであれば、専門の業者にダニの駆除をお願いするのも一つの方法です。
マットレスだけでなく、家中のダニを駆除してくれますので、ダニの被害に悩まされていれば専門業者に頼ってみるのも良いと思います。
まとめ
今回はマットレスのダニ対策についてご紹介させて頂きましたがどうでしたでしょうか?
ダニ対策の基本は「1.ダニの駆除」→「2.ダニの除去」→「3.ダニの予防」の順番に行う事です。
それぞれの対策を順番通りに実施して欲しいと思います。
ダニを放置してアレルギー体質になってしまうと大変ですので、今回の記事が「ダニを放置してはいけない」と思うきっかけになれば嬉しく思います。
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