腰痛は、高齢者だけでなく、働き盛りの人や、妊娠中・産後の女性に悩んでいる人は多いですよね。
腰が痛いと、朝起きにくく、なかなか布団から出れません。
気合を入れて寝床から起きても、洗面所で顔を洗う時や、くしゃみをした時なんかは、死ぬほど痛いですよね。
腰痛は背筋と腹筋が弱っていたり、姿勢が悪く猫背であったり、朝から晩までデスクワークのせいなど、色々な原因が考えられます。
その腰痛の原因の一つに、マットレスがあります。
睡眠時間が6~8時間だとすると、1日のうち、約1/3ほどマットレスの上にいますよね。
長時間、自分の身体に合っていないマットレスの上で寝ていると、当然腰痛がひどくなります。
腰痛だけでなく、朝起きた時に、首や背中など体のあちこちが痛い経験はありませんか?
マットレスは、コイルありやノンコイル、硬さや厚みなどによって、たくさんの種類があります。
また、マットレスの表面部分の弾力の違いで、低反発マットレスと高反発マットレスが売られています。
「腰痛が悪化しない腰痛向けのマットレスは低反発と高反発のどっちなの?」と疑問に思いますよね。
一般的には高反発マットレスの方が腰痛向きのマットレスと言われています。
ただし、個人によって違います。
腰痛がマシになるのは、自分の体に合うマットレスが一番。
そこで今回は、腰痛に重点を置いて、ウレタン素材の低反発マットレスと高反発マットレスの特徴を比較していきます。
自分の体に合うのは低反発マットレスなのか高反発マットレスなのか、マットレス選びの参考になれば嬉しいです。
低反発と高反発を比較!腰痛が悪化しないための4つのチェックポイントとは
マットレスが原因で、腰痛が悪化する理由は3つ考えられます。
- 柔らかすぎると、背骨が曲がり、腰痛の原因。
- 寝返りの原因が少ないと、血行が悪くなる。
- 通気性が悪いと寝汗による蒸れが睡眠を妨げ、筋肉が休めない。
腰痛が悪化する3つの理由を元に、低反発マットレスと高反発マットレスの特徴を比較したいと思います。
1.寝姿勢が整えやすいマットレスはどっち?
低反発マットレス | 高反発マットレス |
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寝姿勢がくずれやすい | 寝姿勢がくずれにくい |
腰痛に良い理想の寝姿勢は、仰向けはS字ライン、横向きは直線ラインと言われています。
・低反発マットレス
低反発は、腰の部分がやわらかく沈み、ゆっくりと戻ります。
腰に重みがあると、沈み込みすぎてしまい、仰向けの状態であれば「くの字」の姿勢になります。
「くの字」の寝姿勢は、腰に負荷がかかり、腰痛が悪化する原因。
横向きで寝ても、腰のあたりが沈み、直線ラインを保つのが難しいですよね。
・高反発マットレス
高反発も腰の部分がやわらかい感触で沈みますが、しっかりと身体を支えます。
体のラインに沿って支えることにより、腰痛に良いとされる「S字ライン」と「直線ライン」の姿勢がキープしやすいです。
理想の寝姿勢をキープしやすい点が、一般的に高反発マットレスの方が腰痛向きだと言われる理由です。
中腰の姿勢で立っていると腰に負担がかかり辛いですよね。
寝ている時も同じで、「くの字」の姿勢になると、腰に負荷がかかり、腰が痛くなる原因です。
沈み込みすぎない、自分の体重に合ったマットレスを選びたいですよね。
2.寝返りがしやすいマットレスはどっち?
低反発マットレス | 高反発マットレス |
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寝返りが打ちにくい | 寝返りしやすい |
寝返りの回数が減ると、全身の血行の流れが悪くなります。
血行の流れが悪くなると、腰痛や背痛などの原因になるので注意が必要です。
低反発マットレス
低反発の特徴は、体の凹凸のラインに合わせて、ゆっくりと沈み、ゆっくりと戻ります。
それが身体を包み込むような安心感と寝心地の良さを与え、睡眠の質を高めてくれます。
その反面、低反発マットレスは身体を支える力が一般的に弱いことから、体が沈み込みすぎて、寝返りの回数が減ると言われています。
高反発マットレス
高反発の特徴は、体の凹凸のラインに合わせて、ゆっくりと沈みますが、腰のある柔らかい感触で、しっかりと首・首筋・腰などを支えます。
畳の上に敷き布団を敷いて、寝ているような感触に近いですよね。
体をしっかり支えますので、寝返りしやすいマットレスと言えます。
長時間同じ姿勢で座っているデスクワークは腰痛をひどくさせます。
適度な休憩や体を少し動かすなどのストレッチが腰痛対策に有効と言われています。
就寝時も同じ姿勢で固まっていると、腰痛だけでなく、首痛・肩痛・背痛など、あらゆる体の箇所が痛くなります。
腰痛を防ぐためにも、寝返りがしやすいマットレスを選ぶことが大事ですよね。
3.通気性が良く、熟睡しやすいマットレスはどっち?
低反発マットレス | 高反発マットレス |
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通気性が悪く、蒸れやすい | 低反発よりマシだが、通気性は不十分 |
ウレタン素材のマットレスは基本的に通気性が悪いです。
汗っかきな体質の人は、マットレスの通気性の良し悪しは、気にして欲しいですよね。
ぐっすり熟睡することは腰痛だけでなく、心身ともに体を軽くしてくれます。
蒸し暑い季節は、寝苦しく、熟睡を妨げる原因の一つ。
通気性が悪いマットレスは、さらに寝苦しさを冗長して、ゆっくり体を休めることができません。
寝不足はストレスとなり、ストレスから腰痛が悪化する事があります。
また、通気性が悪いと、マットレスにカビやダニが発生する原因となるので注意したいですね。
4.へたりやすいマットレスはどっち?
低反発マットレス | 高反発マットレス |
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へたりやすい | 低反発よりへたりにくい |
購入直後は、マットレスの沈み具合が自分の体に合っていたのに、マットレスがへたると合わなくなってきます。
気づかずにへたったマットレスを使い続けていると、腰痛が悪化しますよね。
低反発マットレス
低反発マットレスは、戻りが弱くなり、一般的にへたりやすいと言われています。
負荷がよくかかる部分がへこみやすいですよね。
高反発マットレス
低反発マットレスに比べるとへたりにくいです。
ただし、コイルマットレスに比べると、へたりやすく、耐久性の面で劣ります。
少しでもマットレスのへたりを予防するためにも、定期的にローテーションをしたいですよね。
ローテンションとは、マットレスを180℃回転させたり、裏表を逆にしたりして、劣化を防ぎ、長く使えるようにすることです。
いつまでも、自分の体のラインに沿った寝姿勢を維持して、腰痛から守りましょう。
腰痛対策マットレスのブランドとは
腰痛対策の低反発と高反発のマットレスはどのようなものがあるのでしょうか?
低反発マットレスと高反発マットレスの寝具ブランドを紹介させていただきます。
低反発マットレスの寝具ブランド
低反発マットレスは、腰痛対策というよりも、良質な睡眠をサポートすることをアピールした製品が多いです。
低反発マットレスで有名なテンピュールも安眠できるマットレスとして提供されています。
安価な低反発マットレスと違い、テンピュールは上層と下層(高耐久ベース層)の2層構造。
下層部分が上層部分をしっかり支える構造になっており、柔らかすぎず硬すぎず、体をしっかりサポートしてくれる機能になっています。
腰痛対策と書かれていませんが、下からしっかり支える構造になっている点でテンピュールを紹介させていただきました。
高反発マットレスの寝具ブランド
腰痛対策の高反発マットレスで有名なのがモットン。
モットンのマットレスは日中に疲弊した腰の筋肉を就寝時に休めるとあります。
適度な反発力が自然な寝返りを促し、体圧分散に優れているので、腰への負担をできるだけ軽減。
だからモットンのマットレスは、腰痛に良いと言われています。
モットンを使用した人の感想や口コミを見ると、
- 寝起きに腰を痛いと言わなくなった
- 朝、スッと起きられるようになった
- 日中、腰が痛くないので、バリバリ仕事ができる
腰痛がマシになり、朝起きるのが楽になったという声が多い印象があります。
マットレスを変えたからといって、腰痛が改善したかどうか、すぐに効果が出にくいのがほとんどです。
モットンは90日間の交換・返金保証付き。
自分に合う高反発マットレスかどうか、試せるのは良いですよね。
腰痛が良くならなければ、安心して返品できます。
それだけ、腰痛対策に自信がある商品だと思います。
まとめ
低反発マットレスと高反発マットレスのどっちが自分に合ってそうか、参考になったでしょうか?
性別や年齢、体格や体重などによって、自分に合うマットレスは個々に違います。
個人的な意見として、腰痛に良いと思う感覚は、硬すぎず、柔らかすぎず、という表現より、硬くも柔らかい。
マットレスの上で体をコントロールしやすいと、寝姿勢が安定しやすいですよね。
体を起こしたり、横たわる動作がスムーズだと、寝たときの身体と背骨に負担が少ないです。
自分に合ったマットレスに変えたとしても、腰痛が改善したか効果が出るのに時間がかかります。
返品制度があるマットレスだと安心して試せるので嬉しいですよね。
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