赤ちゃんが生後4か月頃になると、寝返りをはじめ、生後6か月頃には、おすわりは始めます。
赤ちゃんの成長を嬉しく思う反面、動き始めるにつれて、ママの心配事が増えてきますよね。
心配事の中で1番考える事といえば、赤ちゃんの安全面だと思います。
最近の床材はフローリング材を使用していることもあり、赤ちゃんが転倒した際に怪我をしないか心配ですよね。
どのような安全対策をしているのか知らべていると、よく見かけるのがジョイントマットを敷いているお家ではないでしょうか?
でも「本当にジョイントマットは必要なのかしら?」と思うママは多いと思います。
安っぽい感じや部屋の景観に合わないからという理由で、二の足を踏むママもいます。
といっても実際に使っている先輩ママによると、ジョイントマットの必要性を感じているママは実に多いです。
部屋のインテリアをおしゃれにしたい気持ちはよく分かります。
ただ、子供が乳幼児の時期は「赤ちゃんの安全面」の方が優先順位が上ではないでしょうか?
ジョイントマットが赤ちゃんに必要だと感じる理由をまとめたので、ご紹介したいと思います。
理由その1.乳幼児の安全対策
赤ちゃんを床から守りたいという思いから、多くの先輩ママはジョイントマットを必要に感じて購入されています。
赤ちゃんが転倒した時に気をつけたい体の部位といえば「頭」ではないでしょうか?
赤ちゃんは頭が重く、首まわりの筋肉も全然発達していないので、転んだ拍子に頭部を床にぶつけるケースがとても多いです。
赤ちゃんが床に顔や頭をぶつける動作として次のケースがあります。
- 仰向けの状態で首を持ち上げたが疲れてしまい、勢いよく顔面を床にぶつける
- 寝返りの拍子にひっくり返り、後頭部をぶつける
- おすわりの状態からバランスを崩して、後頭部をぶつける
- ずりばいやはいはいをしていて、バランスを崩して顔面からこける
- つかまり立ちから勢いよく座った拍子に、勢いあまって後ろにこけて後頭部をぶつける
などなど、赤ちゃんが歩き始める前に、赤ちゃんが怪我をするケースはたくさん考えられます。
そこで、ジョイントマットにはクッション性があり、衝撃を吸収してくれます。
赤ちゃんの転倒時の衝撃を吸収することで、痛みだけでなく怪我の防止にもなります。
赤ちゃんの安全対策として、クッション性に優れている点が、ジョイントマットは評価されています。
理由その2.階下への防音対策
住まいが一戸建てであれば、気にすることのない階下への騒音。
ですが、マンションやアパートの2階以上に住んでいると階下への音は、とても気にしますよね。
階下から「うるさい!」と苦情がこないように防音対策をしたいところです。
赤ちゃんが動き出すると、足音などが下に響きます。
おもちゃで遊び始めると、おもちゃを落としたり、投げたりするので、苦情を言われないためにも防音対策を考える必要が出てきます。
歩いた音や物を落とした音に対して、ジョイントマットは防音効果があります。
ジョイントマットの上の足音や、物を落としても音を吸収してくれます。
音を吸収しますので、階下へはほとんど音が伝わりません。
ただし、ジョイントマットには吸収できない音があります。
人の話し声やテレビ音など、空気を伝わって届く音は吸収できません。
また、飛び跳ねたり、家具を倒したりした時の床に襲撃を与える音は、建具や建材を伝わって音が届くので、ジョイントマットでは防げません。
ジョイントマットで防音できるのは、音域の高い軽量衝撃音と呼ばれる音になります。
ジョイントマットを敷いているから騒音は大丈夫と過信しすぎないように注意して下さいね。
理由その3.床への傷つき防止
フローリング材は安くて見た目もおしゃれなことから、人気の高い床材としてよく利用されています。
ただし、表面にキズが付きやすいのが欠点。
イスや家具を引きずった拍子に、簡単にキズがついてしまいます。
赤ちゃんがイスや家具を引きずることはありませんが、物を落とすことはよくあると思います。
食べるときに使うスプーンやホークやお茶碗。
遊んでるときはおもちゃを落としたり投げたりします。
フローリングの上に何も敷いていないと床が傷だらけになってしまいます。
持ち家であれば気持ちの問題だけで済ませますが、住まいが賃貸の場合は違いますよね。
あまりにも床の状態が悪くなっていると、後々修理費用を請求されることにもなりかねません。
ジョイントマットを敷くことで、床の保護し、傷の防止になります。
床の保護する目的であれば、ジョイントマットの代わりに、ラグマットやカーペットもいいと思います。
理由その4.赤ちゃんの防寒対策
フローリング材は熱を通しやすい素材ですので、床下からの冷えがよく伝わってきます。
大人と違い赤ちゃんは床近くで生活しますので、床下からの冷えをなんとか防いであげたくなりますよね。
ジョイントマットに使用されている素材にEVA樹脂やポリエチレン(PE)があります。
EVA樹脂やポリエチレンには断熱効果がありますので、床下からの冷えを防いでくれます。
断熱効果のある素材で作られているジョイントマットを敷く事で、フローリング床の防寒対策になります。
ジョイントマットは温かくなると勘違いされている方がおられます。
あくまで熱を遮断する効果であるだけで、発熱はしないので温かくなることはありません。
床下からの冷えを防げれば、体感温度は暖かく感じるので、ジョイントマットは暖かいに繋がっていると思います。
ジョイントマットの素材(EVA樹脂とポリエチレン)を比較すると、EVA樹脂の方が若干、値段が高いです。
ただし、EVA樹脂の方が断熱効果が高く、無公害の素材であるため、赤ちゃんにはEVA樹脂を使ったジョイントマットがおすすめです。
理由その5.おむつ替えが楽ちん
赤ちゃんのお尻から臭ったり、おむつがおしっこで、たぽたぽになってる事に気づいたら、おむつを替えてあげる必要がありますよね。
赤ちゃんが大きくなると、生活の拠点が変わり、リビングで赤ちゃんと一緒に過ごす時間が増えてきます。
おむつ替えのタイミングが、赤ちゃんとリビングで過ごしている時だと、フローリング床の上に簡易な敷き物やマットを出してきて、おむつ替えの準備してあげていると思います。
もしくは、ベビーベッドや大人用のベッドの上に連れて行き、赤ちゃんの背中が痛くないようにしてあげますよね。
おむつ替えの度に敷物を出したり、部屋を移動したりと、ちょっとしたことですが、一日に何回も、ましてや毎日の事ですから、面倒に感じますよね。
リビングの床にジョイントマットがいつも敷いてあればどうでしょうか?
ジョイントマットはクッション性に優れ、汚れてもすぐに拭き取れますので、おむつ替えに使うマットとして最適だと思います。
ジョイントマットの上で、すぐにおむつ替えができると便利ですよね。
ジョイントマットはいつから必要?
ずりばいやはいはいをし始める生後6か月から1歳ごろになると「ジョインマットが必要かな」と検討し始めることが多いです。
赤ちゃんが動き始めると、転倒による怪我や防音・防寒などが気になり始めます。
中には、新生児の頃からジョイントマットが必要だったと感じるママもおられます。
新生児から必要な理由として、ジョイントマットの上はおむつ替えがしやすい点です。
ジョイントマットがいつから必要かは各家庭の生活スタイルで大きく変わります。
「そろそろジョイントマットがあると便利かも」と必要に思ったタイミングで用意すればいいと思います。
ただし、赤ちゃんの成長は早いので、怪我などしないうちに早めに用意してあげた方がいいかもしれませんね。
ジョイントマットの掃除は簡単!
赤ちゃんが使う敷物は汚れて当たり前ですよね。
おむつを替えるときに、おしっこをしたり、うんちが付いたら汚れてしまいます。
ミルクを吐いたり、よだれなど、赤ちゃんはすぐに汚してしまいます。
赤ちゃんが使うものは常に綺麗に清潔にしてあげたいもの。
ラグマットやカーペットだと掃除が大変です。
その点、ジョイントマットは撥水性があるので、さっと雑巾で拭きとれます。
さらに部分的に取り外して、パーツ毎に水洗いができるのがメリット。
ところがラグマットやカーペットは部分的に取り外せないですよね。
忙しいママにとって、掃除のしやすい敷物は必須条件ではないでしょうか?
インテリアを損ないたくない!おしゃれな柄のジョイントとは
ジョイントマットをリビングに敷くことに抵抗のある理由に、
- デザインが安っぽい
- デザインが幼稚
など、ジョイントマットの柄が気にいらない人は結構いますよね。
そこで、友人を家に呼んでも、素敵だと思われる柄を紹介したいと思います。
リビングに合う木目調
リビングのインテリアに一番馴染みやすいのが、木目調のデザインではないでしょうか?
木目調のカラーも複数用意されているジョイントマットがあるので、他の家具と色を合わせると良いですよね。
和風でおしゃれな畳調
リビングの一角に畳調のジョイントマットを敷いているイメージして見て下さい。
心が落ち着いたり、やさしい気持ちになりませんか?
リビングの一部を畳コーナー風にすることで、くつろぎの空間を演出することができます。
見た目も肌触りも良いコルクマット
コルクマットは、表面の素材にコルクを使ったジョイントマットになります。
コルクの風合いがフローリング床ともなじみ、インテリアとして人気のあるジョイントマットです。
樹脂素材のジョイントマットに比べ、防音・防寒性能が高いのも魅力的です。
ただ、ジョイントマットのよりコルクを使用している分、価格は少し高めになります。
ジョイントマットの上にラグマットを敷く
ジョイントマットのデザインは増えてきたとはいえ、ラグマットに比べるとまだまだ少ないです。
おしゃれに感じるデザインはラグマットの方が見つかる可能性が高いです。
そこでそれぞれのメリットを生かして、ジョイントマットの上にラグマットを敷く方法。
クッション性のあるジョイントマットのメリットを生かしつつ、インテリアも楽しめるやり方だと思います。
ただし、費用が高くなってしまうのが難点です。
ジョイントマットの一覧はこちら
⇒「ジョイントマット【楽天市場】」
まとめ
私たちが子供の頃、ジョインマットという商品がなかったと思います。
和室やじゅうたんを一面に敷いた部屋が多く、必要性を感じなかったのかもしれません。
昔と今とでは住宅事情が大きくかわり、フローリングを使った部屋が多くなりました。
フローリング床は硬く、「赤ちゃんの安全のためになんとかしたい」という思いからジョイントマットが生まれたのかもしれませんよね。
ジョイントマットが赤ちゃんのために必要かもと思ったなら、検討してみてはいかがでしょうか?