兄弟や姉妹がいて上の子が小学生にあがり一人で寝れるようになると二段ベッドはどうなんだろうと考えたりしますよね。
二段ベッドは子供にとって秘密基地のように思え下の子も一緒に寝てくれることが多く、ママの添い寝が必要なくなり子育てが楽になるメリットがあります。
それにシングルベッドを2つ置くよりも二段ベッドはスペースを有効活用できますので、とくに子供部屋が狭いと二段ベッドを購入されるご家庭は多いです。
子供部屋に学習机も置きたいと考えていれば1台のベッドスペースで済むので二段ベッドは選択肢の一つになると思います。
ただ二段ベッドは何歳まで使って寝てくれるのか気になりますよね。
二段ベッドは安い買い物でなく高額な寝具ですので、子供が大学生になるぐらいまではいつまでも長く使って欲しいなと考えるものかと思います。
せっかく二段ベッドを買っても小学生の間しか寝てくれないともったいないと感じますよね。
そこで一般的に何歳まで二段ベッドを使って寝ているのか、そしていつまでも長く使ってもらえる二段ベッドを選ぶにはどうすればいいのか紹介していきたいと思います。
子供は二段ベッドをいつまで使うのか?使わなくなる理由とは
小学生ぐらいまでは何も考えなくても使ってくれるんだろうけど、一般的にはいつまで二段ベッドを使うものなのでしょうか?
子供の心理になって年齢別に二段ベッドで寝るのが嫌になる理由を考えていきたいと思います。
中学生の場合
思春期はいつから始まりいつまでに終わるかといえば11才前後から始まり、18才頃まで続くと言われています。
思春期になると親と口を聞かなくなったり、兄弟・姉妹の仲も微妙に変化する時期です。
それまで仲が良かったのに、急に弟や妹が疎ましくなったり、一人用の子供部屋が欲しくなるのもこの時期です。
そうなると上の子は別の部屋で勝手に布団を敷いて寝るようになり、結局二段ベッドが使われず物置状態に自然となっていきます。
「二段ベッドで兄弟・姉妹仲良く一緒に寝て欲しい」と親としては思いますが、子供の心の問題が大きいので無理強いすることもできませんよね。
二段ベッドが何歳まで使えるかとなると早いご家庭では上の子が中学生になると使われなくなる可能性があります。
高校生の場合
仲が悪くなる兄弟・姉妹もいれば、成長しても小さい時と変わらず仲の良いまま育つ兄弟・姉妹もおられます。
仲が良い兄弟・姉妹だと何歳までも使ってくれそうだと思いがちですが、高校生ぐらいになると体格や体重も大人顔負けになってきます。
とくに男の子の場合、急激に身長が伸びて体格が大きくなると二段ベッドのサイズが合わなくなることがあります。
体重に関してはキッズ時代と比べるとあきらかに増加していますので、二段ベッドがきしみ「ギシギシ」「ミシミシ」と音がうるさいと感じることでしょう。
また、強度面でも不安になり二段ベッドが壊れないか心配でおちおち寝てられなくなります。
兄弟姉妹の性別による問題
上の子と下の子の性別が違っていても幼児やキッズ、小学生低学年ぐらいまではあまり問題がないかもしれません。
ただし、小学生高学年辺りになるとお互いの性別が気になり、二段ベッドどころか子供部屋を別々にして欲しいとお願いされることが予想されます。
いくら仲が良くても「お兄ちゃんと一緒に二段ベッドで寝るのはちょっと・・」「妹と寝るのはさすがに恥ずかしい・・」となりますよね。
上の子と下の子の性別が違うのであれば何歳まで使えるかという以前の問題ですので二段ベッドは早々に使われなくなる可能性が一番高いです。
二段ベッドの寿命はどのくらい?
二段ベッドが何歳まで使えるかと同時に、二段ベッドの寿命についても気になりますよね。
子供が大学生になるまで使ってもらえたとしても二段ベッドの寿命が来たら何歳までとか関係なく二段ベッドを処分しないといけません。
二段ベッドの寿命は「ベッドフレーム」と「マットレス」と二つに分けて考えます。
ベッドフレームの寿命
二段ベッドの素材が木製の場合、一般的な寿命は約10年から15年と言われています。
子供が6才ぐらいから使い始めたとしても20歳ぐらいまでは十分使えますので子供が家を出て一人暮らしし始める年齢ぐらいまでは使用できます。
ただし、素材が木製でなく、パイプベッドと呼ばれるスチール素材のベッドフレームであれば、耐用年数は木材ほど長く持ちません。
耐用年数が短いだけでなく、強度面でも木製に比べると弱く、体重制限が出てきますので、あまり長くは使えないと思っておくといいかと思います。
マットレスの寿命
高級メーカーと言われるシモンズやフランスベッドなどのマットレスともなれば約10年ぐらいの寿命があると謳っていますが、一般的なマットレスの寿命は平均約5年ほどになります。
ただし、子供用のマットレスとなると厚みの薄いのが多く、3年ぐらいで寿命になる可能性が高いです。
毎日子供の重みによってマットレスはへたってしまうので、ベッドフレームに比べるとマットレスの寿命は早くきてしまいます。
敷き布団もせんべいのように薄くなれば買い替えるようにマットレスがへたってくれば買い換えてあげる必要がありますが、ベッドフレームは10年以上使えますので二段ベッドが壊れて使えなくなる可能性は低いです。
【関連記事はこちら】
→「二段ベッドのすのこの上に何を敷く?おすすめはどっち」
何歳までも長く使って欲しい二段ベッドの4つの選び方
二段ベッドを子供が使わなくなる理由はお分かり頂けたのではないでしょうか?
とはいえ、部屋の大きさや間取りに問題があると、二段ベッドを検討したいと思いますよね。
そこで子供に何歳までと言わなくてもいいような長く使いやすい二段ベッドをご紹介したいと思います。
1.分割できる二段ベッドがおすすめ
何歳までも使える二段ベッドは分割できることが大前提です。
分割できる二段ベッドとは、上と下の段を専用の金具で連結していますので、連結金具を取り外せば、独立したベッドを2台に分けて使うことができる構造になっています。
分割できる二段ベッドは大人になっても使えますので、大学生や社会人になって一人暮らしを始めるようになっても持って行くことができます。
仮に上の子が中学生になって一人で寝たいと言い出したら、二段ベッドを分割してあげれば二段ベッドをそのまま活用できますよね。
2.コンパクトサイズでなくシングルサイズを選ぶこと
小学生までの子供であれば横幅が狭いサイズやショート丈と言われる長さが短いサイズでも問題ありませんが、いつまでも使えない可能性があります。
何歳までも長く使って欲しいと考えた場合、子供の体格が大きくなっても困らないように大人でも寝れるサイズの二段ベッドを選びことです。
基準になるサイズは大人1人用のシングルベッドサイズです。
シングルベッドの寸法は横幅97cm~100cmで長さ195cmになりますので、この寸法を目安に二段ベッドのサイズを考えたいですよね。
3.選ぶなら強度があり頑丈な二段ベッド
長く使える二段ベッドを判断する上で大事なポイントは、強度が強く、頑丈なものを選ぶ事です。
強度が強く、頑丈な二段ベッドは簡単に壊れる心配がありません。
頑丈な二段ベッドの基準になってくるのが耐荷重です。
耐荷重とは「何キログラムまで人が乗っても耐えれるか」を示した荷重を数値化したものです。
例えば耐荷重が100Kgの二段ベッドの場合、100Kgの人が寝ても大丈夫なように作られています。
耐荷重が100Kgあれば大人になっても使えそうですが、より安心に長期に渡って使用するのであれば耐荷重が150Kgといった頑丈な二段ベッドがおすすめです。
4.子供っぽいデザインは避けること
子供に欲しい二段ベッドを選ばせて失敗するのがデザインです。
小さいうちは自分で選んだ二段ベッドに好んで寝に行きますが、年齢が上がるにつれ好みも変わってきます。
幼稚なデザインであれば恥ずかしく感じる可能性が高く、そういう気持ちが出てくると誰も二段ベッドで寝たいと思わないですよね。
二段ベッドの一覧はこちら
⇒「二段ベッドの一覧【楽天市場】」
まとめ
二段ベッドは何歳まで使ってくれるのかと考えた場合、思春期の問題や子供の体が大きく成長して二段ベッドのサイズが小さく狭く感じる部分が大きいと思います。
子供にいつまでも長く二段ベッドで寝て欲しいという親の希望があれば、分割できること、大人でも使えるサイズを選ぶこと、頑丈な二段ベッドで幼稚なデザインでない4つのポイントを押さえた上で二段ベッドの購入を検討されるといいかと思います。
分割できる二段ベッドであれば、将来的に2つの部屋に1台ずつ置く可能性はありますが、二段ベッドを無駄に処分するリスクは減らせますよね。
二段ベッドが何歳まで使えると同時に何歳から使えるのか気になりますか?
気になる方はこちらの記事も参考になさってください。
→「二段ベッドはいつから寝て大丈夫なのか?」
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