赤ちゃんの誕生前に赤ちゃんベッドを購入したりレンタルして用意する夫婦は多いですよね。
赤ちゃんベッドは四方に柵があり、赤ちゃんベッドから転落するのをガードしてくれるので寝かせてても安心。
新生児のころはほとんどの時間が寝ていて、動くことも少ないので、安心して赤ちゃんベッドに寝かしていたと思います。
赤ちゃんの成長に伴い、寝返りを始めたり、手足を動かし始めると体を柵にぶつけ始めます。
ぶつけ始めるとベビーベッドの柵の内側にクッション性のベッドガードを置いて、柵にぶつけても痛くないようにガードしてあげたりしますよね。
次に赤ちゃんがベッドの柵を使ってつかまり立ちを始めると、「そろそろベビーベッドは卒業かな~」と考え始めませんか?
気持ちを後押しするように、この時期になると赤ちゃんベッドではなかなか寝てくれないことが増えてきます。
夜泣きの回数が多くなり、抱っこして寝かせても、赤ちゃんベッドに置いたら起きて泣くを繰り返す経験はありますよね。
毎日のように繰り返されるとストレスを感じるようになります。
疲れが溜まってくると大人用ベッドで添い乳をして、そのまま夫婦のベッドで赤ちゃんと寝てしまうことが多くなり、「赤ちゃんと添い寝をすると楽だな~」と感じ始めますよね。
ママが隣で寝てる安心感から添い寝は赤ちゃんの寝付きもいいです。
大人用ベッドで寝かしつけ始めると心配になるのが「赤ちゃんがベッドから落ちること」ではありませんか?
両側のうち、片一方は壁にくっつけて、もう一方はベッドガードをマットレスに差し込んで転落防止にしようと考えますよね。
ベッドガードは赤ちゃんがベッドから落ちるのを防ぐ効果が期待できます。
ただし、それ以上に赤ちゃんにとって危険な状況だということに気づいて欲しいです。
ベッドガードを使用するにしても、ベッドガードのリスクを知った上で、正しく使うようにしてもらえたらと思います。
ベッドガードはいつから?
ベッドガードは何歳から何歳まで使用できるのか対象年齢を見ると、18ヶ月~60ヶ月(5歳)になっているものがほとんどです。
生後18ヶ月からになっているのは国内のベッドガードの安全基準が、18ヶ月未満の赤ちゃんの使用を考えられていないからです。
ベッドガードの取扱説明書などに「安全上の配慮から、乳児0ヶ月~18ヶ月までのお子様には使用しないように安全基準で定められています。」と注意書きされています。
ベッドガードを取り付けて、1歳半未満の乳幼児を絶対に大人用ベッドで寝かすことはしないでください。
ベッドガードの危険性とは
ベッドガードに関連する事故は国内だけでなく海外でも報告されています。
海外によってはベッドガードの使用を禁止している国もあります。
事故発生時はベッドガードを使って赤ちゃんを1人で大人用ベッドで寝かせていたという状況が多いそうです。
転落よりも窒息リスクの方が危険
ベッドガードを使用した死亡事故が2018年8月8日に起きています。
消費者庁の資料によると、乳児(6か月)がベビーベッドとベッドの隙間に挟まった状態で発見され、死亡が確認されたとあります。
原因は調査中とのことですが、おそらくベッドガードとマットレスの間に少しずつ出来た隙間に落ちて挟まったのだと思います。
私もフレームとマットレスの間に差し込むだけのベッドガードを使っていました。
隙間なく差し込んでいても、ベッドガードがずれて、使っているうちに大きく隙間が開いてきます。
気づいたときにベッドガードを差し込むと隙間がなくなるのですが、隙間のある状態で赤ちゃんが落ちて挟まっていたらと思うとぞっとします。
赤ちゃんの睡眠時の事故で多いのがベッドからの転落よりも窒息です。
枕元に置いていたぬいぐるみや掛け布団、タオルなどが原因で窒息死するケースがとても多いです。
ベッドガードは、挟まれて窒息するほかに柵上のすき間に首が挟まるリスクもありますので、一人で寝かせるときは特に注意が必要です。
参考資料はこちら
⇒「消費者庁(0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意)[PDF]」
ベッドガードを乗り越えるリスク
つかまり立ちができるようになると、ベッドガードの柵を乗り越えて落ちると危ないです。
寝返りを繰り返して移動してベッドから落ちるより、より高い位置から落ちると、怪我をするリスクが高いです。
ベッドガードがないと転落するのか?
赤ちゃんのベッドからの転落防止にベッドガードがどれほど効果があるのか、実はわからないのが本当のところです。
日本小児科学会の「こどもの生活環境改善委員会」によると、ベッドガードを利用することで、ベッドからの転落を減少させるということには、科学的根拠がないことが指摘されているそうです。
転落防止にベッドガードが意味ないとは言えませんが、本当にベッドガードがいるのか考えたいですよね。
ベッドガードを使うときは対象年齢と守り、隙間対策されたベッドと固定できるものを選んで欲しいと思います。
1人で寝かせるときはできるだけ目の届く範囲でいてあげたいですよね。
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ベッドガードを使わなくても安心できるベッドとは
「ベッドからの落下よりも窒息などのリスクの方が高いな~」と思いませんか?
赤ちゃんがベッドから落ちても怪我のリスクの少ないベッドを考えてみたいと思います。
柵付きのベッド
フレームと柵が一体になっていると、挟まる心配がありません。
サイドガードだけでなく、フットガードもあると寝かしつけた後にベッドから落ちる可能性はほとんどないですよね。
ただし、気づかない間に赤ちゃんが目を覚まして、柵を乗り越えて高い位置から落下する可能性はありますので、油断はできないですよね。
高さが低いフロアベッド
ベッドガードを取り付けたり、柵のあるベッドは、赤ちゃんがベッドから転落すると高い位置から落ちる可能性が高いです。
逆にサイドガードなどをつけずに、仮にベッドから落ちたとしても、怪我がしにくい低いベッドを置くのはどうでしょうか?
フロアベッドは床に直置きしますので、赤ちゃんが落ちたとしても、痛い思いはしますが、怪我のリスクはほとんどありません。
ましてや死亡する可能性は限りなくゼロに近いです。
転落よりも窒息による事故の方が怖いと考える人は低いベッドがおすすめです。
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寝返りしても落ちにくい広いベッド
ベッドガードを取り付けようと思うのは子供と一緒に寝るにはベッドが狭い原因があるかもしれません。
ベッドが狭いとどうしても「ベッドから落ちたらどうしよう」と心配してしまいます。
そこで、家族が川の字で広々と寝れるキングサイズ以上のベッドを思いきって検討するのはどうでしょうか?
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落下対策としてベッド周りの床にコルクマットを敷く
赤ちゃんの身体は柔軟性があるので、ベッドから転げ落ちても、意外と怪我はしないと思います。
私の赤ちゃんが生後半年ぐらいのとき、お風呂上りにダイニングテーブルの上にマットを敷いて寝かせて体を拭いていました。
一瞬目を離したときに寝返りをしてしまい、フローリング床に落ちたことがあります。
慌てて病院に連れて行きましたが、脳波に異常がなく、おかげさまで怪我もありませんでしたが、床にクッション性の高いマットを敷いておけばと後悔しました。
ダイニングテーブルより低いベッドから落ちても平気なことが多いと思いますが、落下したときに怪我のないよう対策をしたいですよね。
ベッドの周りに弾力性の高いコルクマットを敷くのがおすすめの対策です。
クッション性のあるコルクマットは落ちた時の体への衝撃を吸収してくれます。
弾力性をあげるためにも厚みのあるコルクマットを選ぶのがポイントです。
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ベッドガードがなくても安心できるおすすめのベッド3選
おすすめ第3位.フルガードタイプの2台並べるベッド「ウェントス」
大切な赤ちゃんを守るための安心のサイドガード付きです。
赤ちゃんが成長して大きくなって、柵が不要になれば取り外しができるのでとっても便利だと思います。
ウェントスの大きな特長として、ベッドを横に並べるだけでなく、2段ベッドにもなります。
一晩中添い寝が必要な赤ちゃんの時期は、ベッドを横に並べて家族一緒に。
二人目が生まれたら、2段ベッドとして小学校の間は使えます。
さらに成長して、それぞれ個室で寝るようになったらシングルベッドとして利用可能です。
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おすすめ第2位.日本製の連結フロアベッド「ノイエ」
子供が寝るために安心できる設計になっています。
床からベッド面までの高さが約20cm前後(床板+マットレス)なので、万が一落ちても大丈夫な高さです。
赤ちゃんが幼児ぐらいまで成長すると乗り降りも楽な高さなので、子供にも使いやすい高さと言えます。
ウレタン入りのやわらかい合皮張りフレームだから汚れに強く、万が一ぶつけても衝撃を吸収してくれます。
安全に考慮した作りで、日本製なのもおすすめポイントです。
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おすすめ第1位.すのこ仕様の連結フロアベッド「フラッコ」
サイドフレームと床板がフラット構造が特長です。
つまりフレームと床板の高さが同じなので、敷き布団とマットレスのどちらも使えます。
フラット構造だと、赤ちゃんが小さいときは、赤ちゃんにやさしい敷き布団を使い、少し成長すればマットレスに替えることができます。
床板はすのこで、床から少し隙間があるので、通気性もよく、清潔な環境で赤ちゃんと一緒に寝れるのが良いと思います。
ベッドサイズが11サイズと種類が豊富な点も特長です。
お部屋の広さに合わせて細かい調節がしやすいですよね。
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まとめ
今回は、大人用ベッドに赤ちゃんの転落防止にベッドガードを使うときのリスクを紹介させていただきました。
18ヶ月未満の赤ちゃんにベッドガードを使ってはいけないことを知らなかった人は多いと思います。
赤ちゃんにベッドガードを使うときは、必ず生後18ヶ月以上に成長してから使うようにしてください。
一人で寝かすときは、事故が起きないようになるべく目を離さないことと、ベッドガードの差し込みがゆるくなっていないか細目にチェックして欲しいと思います。