ずりばいしない原因とは?ずりばいの練習方法を3つ紹介!

ずりばいのポーズ赤ちゃん
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寝返りができるようになってから1ヶ月も経つのにずりばいしないと不安になりますよね?

生後8ヶ月になるのにずりばいしないのは「うちの赤ちゃんは他の子より成長が遅いのかな?」などと他の赤ちゃんと比べてしまい、成長が遅いと落ち込んだり悩んだりしませんか?

ずりばいをしないから悩んでる事をとママ友に打ち明けると、「個人差があるから大丈夫だよ!」って言われても気になります。

ましてや、ずりばいしている子供のママ友から言われるとなんだか負けてる気がして素直に聞けないですよね。

子供の成長というのは、親にすると本当に気になるものです。

「焦る必要はない」と頭ではわかっていても、親は悩むものです。

「ずりばいしない」という悩みや不安な気持ちを少しでも解消してもらいたいと思います。

ずりばいとは

ずりばいする赤ちゃん

「ずりばい」「はいはい」を始める前の赤ちゃんによく見られる行動スタイルです。

赤ちゃんがうつ伏せになって、お腹をついた状態で手の平や足の裏で床を押して、前や後ろに這って移動します。

両手だけでなく、足もちゃんと使って腹ばいで動こうとします。

具体的には、ほふく前進のように、おしりが上がらない動きです。

よく見られる「はいはい」の形は、両手と両ひざ、両足首を床について、おしりを上げて行動するスタイルです。

はいはいができるようになるには、足腰の筋肉と神経が発達しないとできません。

うつぶせや寝返りに慣れてくると、赤ちゃんは自分の意志で移動したくなります。

はいはいができるほど筋肉や神経は発達していないので、ほふく前進のような「ズリバイ」という行動が見られます。

今まで寝ているだけだった赤ちゃんが少しでも動きはじめるとママやパパは嬉しいです。

ますます愛おしくかわいく思うものですよね。

成長の一つであるずりばいですが、赤ちゃんの成長にとって必ずしも必要な行動ではありません。

ずりばいをまったくしないで大きくなる赤ちゃんはたくさんいますので、ずりばいをしていなくても安心してくださいね。

いつからずりばいは始めるの?

ずりばいができるには、首がすわって、寝返りができてからになります。

首のすわる月齢と寝返りのできる月齢のだいたいの目安は知っていますか?

母子健康手帳によると生後3~4ヶ月ごろに「首がすわりましたか?」のチェックがあります。

寝返りの場合、生後6~7ヶ月ごろに確認項目があります。

早い子だと生後3ヶ月ごろからずりばいをし始める赤ちゃんはいるみたいですが、生後7~8ヶ月ごろが一般的な目安になりそうです。

寝返りをするのが遅くなると、ずりばいの時期も遅くなります。

あくまでずりばいの始まる時期は目安であって、生後7~8ヶ月ごろになると必ずするものではありません。

早い子もいれば、遅い子もいます。

ずりばいをまったくしないで、はいはいを始める赤ちゃんもいます。

手足をバタバタし始めると、もう少しでずりばいを始める合図かもしれません。

ずりばいをし始めるとあっという間に「はいはい」が始まり部屋の中を動き回ります。

この時期の赤ちゃんの成長のスピードには驚きます。

赤ちゃんが動き回る前に、お部屋に危険なものがないかチェックして、気になる危険なものは取り除いて対策しておくといいですよね。

ずりばいしない原因とは

ずりばいを嫌がる赤ちゃん

赤ちゃんがどうしてずりばいをしないのか、もしくはできないのか、どんな理由があるのでしょうか?

首の筋力がまだ弱い!

赤ちゃんがうつぶぜになった状態のとき、ちゃんと首は持ち上がっていますか?

首が持ち上がっていなかったり、すぐに頬を床につけたりするのはまだ首の筋力が十分に発達していないのかもしれません。

首だけでなく肩や背中の筋力が弱いと、頭を持ち上げた姿勢を続けることは体力的にしんどいです。

頭を持ち上げるだけで赤ちゃんは疲れてしまい、ずりばいどころじゃないですよね。

手足の筋力不足が原因

ずりばいは腕や肘で上半身を支えて前へ移動する行為なので、上半身を支える力がないとできません。

前に進むには手だけでなく足も使いますので、足の筋力も発達している必要があります。

よくあるのが、ずりばいはするのだけど、前に進まないで後ろに進む赤ちゃんがいます。

その原因は足より手の力が強いと前に進まずに後ろに進んでしまいます。

また、下半身を安定させるには腰回りの筋肉が必要です。

下半身が安定してないと前に進みそうなのに、ばたんを横にこけて、寝返りみたいになっちゃいますよね。

そもそも動きたいと思っていないのかも?

赤ちゃんが成長すると、筋力や骨格、神経などが発達します。

ずりばいをできるだけの身体能力まで発達してるにも関わらず、ずりばいをしないのは赤ちゃんに興味がないのかもしれません。

ベビーベットやサークルの中など狭いスペースにいることが多いと、「他の場所へ行ってみたい!」という好奇心や探求心が湧いていないのかもしれません。

そういう場合は、部屋の広いスペースに出してあげて、赤ちゃんの五感を刺激するようにしてあげると、自然と「もっともっと動きたい!」という欲求が行動に表れてくるかもしれません。

ずりばいの練習方法

おもちゃに向かう赤ちゃん

寝返りができて、うつぶせに慣れてきたのであれば、徐々にずりばいの練習を始めてもいいかもしれません。

ずりばいの練習は赤ちゃんにとって運動になるだけでなく、探求心や好奇心といった心の成長にも繋がります。

ただし、決して焦って長時間の練習はやめてください。

赤ちゃんの体力に合わせて無理のないペースで練習することです。

「もう少しでずりばいができそう」って思うと、どうしても無理させがちになりますので注意しましょう。

1.おもちゃを置く

一番ベタな方法ですが、赤ちゃんのお気に入りのおもちゃを赤ちゃんの手が届きそうな場所に置くことです。

おもちゃじゃなくても、ぬいぐるみやスマートフォンなど赤ちゃんの好きな物であればいいと思います。

赤ちゃんは好きな物が目に飛び込んでくると、必死で取ろうとしますので、頑張って移動しようとします。

2.赤ちゃんを呼んであげる

ママやパパが声掛けをして、赤ちゃんを呼んであげます。

赤ちゃんは大好きなママやパパの元へ頑張って移動しようとします。

声掛けだけでなく、手を叩いたりして音を出して呼んであげるのも効果的です。

赤ちゃんとのコミュニケーションにもなり、親子の絆が強くなる練習方法です。

3.足裏を押してあげる

赤ちゃんが足をばたばたさせて、ちょっとしたきっかけでずりばいができそうだなって思ったら、少し足裏を押してあげてください。

足裏を押してあげることで前に進む感覚をつかみやすくなります。

赤ちゃんが前へ進むコツさえつかめば、もう少しです。

ずりばいのしやすい部屋作り|フローリング対策

ジョイントマットをはがす赤ちゃん

ずりばいの練習は広いスペースが必要になるので、ずりばいのしやすい部屋を作ってあげて欲しいと思います。

ずりばいの練習場所として思い浮かぶのは、寝室やリビングになるのではないでしょうか。

ただし、布団の上だと柔らかすぎるので必要以上に筋力が必要になり、ずりばいは難しくなります。

リビングなどに、ずりばいのできる広いスペースを確保します。

リビングの場合、床がフローリングの家が多いと思います。

フローリングの床材は硬く、赤ちゃんの怪我の原因になりますので、フローリングの上に直接ずりばいをさせるのではなく、カーペットやじゅうたんを敷いて練習させましょう。

ただし、カーペットやじゅうたんはゴミやほこり、ダニが心配になります。

ずりばいは床に直接触れる行為ですので、ずりばいの練習をしていたらダニに噛まれていたなんてこともあります。

最近、赤ちゃんの出産を機に、ジョイントマットやコルクマットを敷く家庭が増えており、赤ちゃんマットとして人気があります。

ジョイントマットやコルクマットはクッション性が高く、赤ちゃんが寝返りや転倒しても安心なマットです。

また、撥水性や防水効果が高く、赤ちゃんのよだれや飲み物をこぼしてもさっとふけるのも人気の理由です。

大きくなって歩きはじめると、階下への防音対策になるので、そのまま利用し続けて、ジョイントマットやコルクマットを買い足したいという声を聞きます。

長い目で利用できるので、フローリングの上でずりばいを練習するのであれば、ジョイントマットやコルクマットを一度検討してみてもいいと思いますよ。

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まとめ

ずりばいをしないからといって心配はありません。

ちなみに私には3人の娘がいます。

3人ともずりばいの時期はなく、ずりばいを飛び越えてはいはいを始めました。

ずりばいをしなくても、健康で元気に育っています。

3人とも体操を習っており、バク転もできるし、鉄棒の得意な中学生と小学生まで成長したので、ずりばいをしないからといって、運動が苦手とかそういう心配もいらないと思います。

自分の赤ちゃんが「ずりばい」「はいはい」をしていないとどうしても他の子と比べてしまうと思いますが、比べて焦る必要はないですよ。

また、ずりばいの練習をしてるのに、「どうしてこの子はずりばいが出来ないんだろう・・」と悩む必要もありません。

人の成長するスピードは個人差があります。

赤ちゃんのような乳幼児期はとくに成長する個人差が大きくなる傾向があります。

成長が早いから「すごい!」、成長が遅いから「だめなんだ!」ってことはありません。

その子にあったペースがあります。

自分の赤ちゃんに見合ったペースに合わせて、成長を見守ってあげるのが大切なことだと思います。

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