新婚や同棲のカップルといったこれから二人暮らしを始めるにあたって、新居が決まると家電や家具を見に行ったり、新生活のためにいろいろと揃い始めていると思います。
家電は予算や好みなどで順調に決めていけますが、ベッド(寝具)は予算や好みだけでなく、二人の身長や体格、寝室の大きさなどベッドのサイズ選びに悩む二人は多いですよね。
一人暮らしの時は、自分の好きなベッドを用意できましたが、二人用ベッドだと自分のことだけで決めるわけにはいきません。
大きな買い物ですので、慎重になりますよね。
部屋にスペースがないので小さめのベッドにして問題ないのか、二人用のベッドはダブルベッドを選べば間違いないのか、セミダブルだと問題ないのかなど、たくさんの疑問が湧いてくると思います。
二人用のベッドを1台購入するよりも「シングルベッドを2つ買った方がいいのかな」なんて疑問も湧いてきますよね。
そんな若いカップルが迷わないように二人用ベッドサイズの選び方を紹介したいと思います。
ベッドサイズの基本
二人用ベッドのサイズを選ぶ前に、ベッドサイズの基本的なことから入りたいと思います。
こちらが一般的なベッドサイズの一覧になります。
サイズ名 | 寸法(横) | 寸法(縦) | 想定人数 |
---|---|---|---|
シングル | 97cm | 195cm | 1人 |
ワイドシングル | 110cm | 195cm | 1人 |
セミダブル | 122cm | 195cm | 1人 |
ダブル | 140cm | 195cm | 2人 |
ワイドダブル | 154cm | 195cm | 2人 |
クイーン | 170cm | 195cm | 2人(+子供1人) |
キング | 194cm | 195cm | 2人(+子供1人) |
ベッドサイズの表記上の文言に惑わされている人は結構おられます。
ダブルという言葉から二人用ベッドはダブルサイズと思っている人は多いですよね。
中には「セミダブルで二人で寝れますか?」という質問をされる方もいます。
セミダブルは一人用のベッドサイズになりますので、二人用のベッドを選ぶ際には除外してくださいね。
大人二人が寝る最低限のベッドサイズはダブルベッド以上のベッドサイズからになります。
けっして大人二人が快適に寝ることができるベッドサイズではないことをまず理解して欲しいと思います。
もう1度確認の意味を込めて書きますが、二人用ベッドを探すなら「ダブルサイズ以上」になります。
ただし、ベッドを2台購入して並べて使ったり、ツインにして使う場合は、ベッドサイズを気にする必要はありませんよね。
1台のベッドで二人一緒に寝たいカップルが幅の狭いベッドを選ぶと睡眠の質を落とすことになり、疲れが取れない原因になります。
ベッドサイズの言葉に惑わされることのないように二人で快適に眠ることができるベッドサイズを選んでください。
ぐっすり寝るための理想の二人用ベッドサイズとは
彼氏が一人暮らしをしていた頃に彼の部屋に泊まったことはありますよね。
シングルベッドで一緒に寝て、狭い思いをして寝た思い出はありませんか?
一晩ぐらいであれば、狭くても問題ありませんが、毎日狭いベッドで寝ると必ず疲れがたまってきます。
良い睡眠は肉体的な疲労だけでなく、心の疲れもリセットしてくれます。
睡眠の質が悪いと、寝ている時間は長くても、疲れが取れず、心身ともに疲弊していきます。
最悪のケースだと睡眠障害に陥り、睡眠障害が原因で心の病にかかる人がいるほどです。
それだけ睡眠というのは人間にとって大事な行動です。
そのためにも部屋の広さを気にせずに、お互いの身長や体格に合わせたベッドサイズをまずは選んで欲しいと思います。
人が快適にぐっすりと寝るためには、左右それぞれ20cmぐらいのスペースが欲しいですよね。
20cmほどスペースがあると寝返りを打つことができ、ゆったりとした寝心地でぐっすりと眠れると思います。
男性の肩幅を60cmとした場合、男性の就寝スペースは60cm+20cm×2=100cmとなります。
平均的な大きさの男性で、シングルサイズが少々狭く感じます。
男性であれば、ワイドシングルやセミダブルが余裕のあるベッドサイズと言えます。
次に女性の場合の肩幅を50cmと想定すると、女性の就寝スペースは50cm+20cm×2=90cmとなります。
平均的な身長や小柄なタイプの女性であればシングルサイズで十分な寝床の場所を確保できると言えそうです。
男性と女性の計算したサイズを足し算して、男女の重なる部分を引き算すると170cmという結果になります。
クイーンベッドの幅が約170cmですので、クイーンサイズ以上が二人用ベッドサイズの快適な横幅だと言えますよね。
仮に10cmのスペースで計算すると140cmとなり、ダブルベッドの幅になります。
ダブルサイズの場合、10cmのスペースしかないので、二人用ベッドサイズとしてはギリギリの最低ラインのサイズであることがわかってもらえたかと思います。
パートナーの体型が大柄であったり、体格が良かったりすると、大切な睡眠のためにもクイーンベッドやキングベッドを選んで欲しいと思います。
今回は平均的な肩幅を想定して、ぐっすり寝るための理想的な二人用ベッドサイズを計算しましたが、実際にはお互いの肩幅を測ってみると自分たちに合ったベッドサイズを把握できますよね。
二人のための正確なベッドサイズがわかれば、それを基準にしてベッドサイズを選んでください。
部屋の大きさに適したベッドサイズとレイアウトの考え方
二人の最適なベッドサイズがわかれば、次にそのベッドサイズが部屋に置けるか検討してみてください。
ストレスを感じないベッドの置き方は、ベッドの周りのスペースが約60cmあるとストレスなく歩けます。
両サイドに足を下す空間がなく、足元から降りるベッドの置き方をしている人がいますが、これは非常にストレスを感じます。
片側を壁際に寄せるときは、隙間なく寄せるのではなく、約10cm壁から離しておくと掛け布団が落ちやすく、キレイなレイアウトになります。
ベッドの下は、ほこりがたまりやすいので、掃除機を使える場所を確保しておくと掃除がやりやすいです。
掃除スペースがどうしても取れない場合は、お掃除ロボット(ルンバなど)を使うことを考えないといけないですよね。
1台のベッドで一緒に寝るスタイル
ダブルベッドやクイーンベッドなど1台のベッドを部屋に置く場合は、両サイドにスペースがあるとお互いストレスなく目覚めることができます。
片側を壁際につけるのであれば、どちらかが起きるときに我慢することになりますので、事前に確認をしておかないとケンカの原因になります。
また、収納ボックス付きの場合、引き出しの出し入れに必要なスペースがいります。
引き出しの大きさに合わせて、スペースを確保するようにしてください。
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高級ホテルのようなツインスタイル
マットレスの硬さや就寝時間・リズムが違うと、お互いの就寝の邪魔をしない2台のベッドを使用したツインスタイルが良いですよね。
それぞれ自分のサイズに合ったベッドやマットレスを選ぶことができるメリットがあります。
ツインスタイルの場合、ベッドの間の中央スペースを50cmほど空けておくと、掃除やベッドメイキングがしやすいです。
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ジョイントベッドで並べるスタイル
最近はクイーンベッドやキングベッドの大きさになると、搬入のしやすさやベッドを分割できるメリットから、ベッドとベッドを連結する商品が主流になっています。
ジョイントベッドは2台のベッドを専用の金具で連結させることで、1台のベッドのように広く使えるようになります。
普通のベッドを2台買ってきて並べるとベッドの間に隙間はできますが、ジョイントベッドであれば隙間がなく寝ることができます。
マットレスも2つにわかれますので、お互いの寝返りで起こされる心配も減りますよね。
ジョイントベッドを置く場合は、1台のベッドと同じようにスペースを考えてください。
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ベッドの横に家具がある場合
ベッドの隣にクローゼットやタンスがある場合、必要なスペースを確保することを忘れないでください。
メジャーを使って実際に必要なサイズを測ってスペースを確保しておくと、ストレスなく片づけがしやすくなります。
まとめ
二人用のベッドサイズを選ぶときは、お互いの体格からそれぞれに見合った最適なベッドサイズを知ることです。
最適なベッドサイズがわかれば、実際に部屋に入るかどうか、搬入経路があるかどうかを検討します。
そこで問題があれば、もう一つ小さいベッドサイズを選ぶようにするなど検討してください。
毎日を楽しく二人で過ごすためにも、ストレスのない、ぐっすり眠れる余裕のあるベッドサイズを選ぶようにしてもらいたいですよね。
同じ部屋で二人で寝たいけど、置く場所がないというカップルはこちらの「大人用二段ベッドは夫婦の新しい就寝スタイル」を参考にしてください。