二段ベッドはいつから寝ても大丈夫なの?

二段ベッドはいつから 二段ベッド
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あなたのお子さんが二人兄弟であったり、二人目や三人目の予定があると「二段ベッドが欲しいな」と考える親御さんは多いのではないでしょうか?

兄弟がいるのに子供部屋が1つしかなく、ベッドを並べて置けないケースなど、スペースを有効活用できる二段ベッドが選ばれます。

子供の年齢がまだ小さく、就学前の保育園児や幼稚園児だと二段ベッドを購入したいと思っても「二段ベッドはいつから使えるのだろう?」と気になりますよね。

それと二段ベッドはいつから使えるか気になる一方、一人用のベッドとは違い、上の段から子供が落ちる心配がないか、二段ベッドは危険ではないかなど、お子さんが小さいと心配な点もあるかと思います。

そこで「二段ベッドがいつから使えるか」と子供が大きくなるまでに注意したい「二段ベッドの転落などについて」をご紹介したいと思います。

二段ベッドはいつから使える?

製品の品質や安全性を保証する規格として日本工業標準調査会が出しているJIS規格と製品安全協会が定めたSG規格があります。

JIS規格によると「二段ベッドは原則として2歳以上の者が睡眠のために使用すること」と定めてあります。

ただし、注意事項に「5歳は下段で寝かせること」と記載されています。

次にSG規格の基準を見てみると適用するものは「2歳以上の者」とあります。

ただし、使用上の注意点として次の3つがあります。

  • 部材間の隙間が9cmを超える二段ベッドの場合、4歳未満の者は使用しないこと
  • 80cmより高い就寝部に6歳未満の者は使用せず、6歳未満の者はベッド下段に寝かせること
  • 120cmより高い就寝部に10歳未満の者は使用しないこと

JIS規格とSG規格によると二段ベッドはいつから使えるかをまとめると次の通りになります。

  • 下段はいつから・・・2歳以上から
  • 上段はいつから・・・6歳以上から

ただし、二段ベッドによっては取り扱い説明の箇所に年齢制限を記載しているものがあります。

その場合はその記載している年齢に準拠する方がいいですよね。

下段は本当に2歳以上から使える?

JIS規格とSG規格をまとめると2歳になると下段なら使用しても問題ないことになります。

より厳格なSG規格にある部材間の隙間が9cmを超えていなくても4歳以上が確実に安心して一人で寝れる年齢かもしれません。

下の子が「2歳になったから使っても大丈夫なんだ」と思って慌てないで、お子様の体格や精神面などを考慮するといいと思います。

2歳ぐらいだとまだまだ添い寝が必要な年齢でもありますしね。

上段は6歳以上からで危なくないか?

JIS規格とSG規格によると上から就寝部が120cmより低ければ6歳以上から上段で寝ても問題ないことがわかります。

ただし、上段の方はベッドから落下した時の危険度が違いますので、下段以上により慎重に検討する必要があります。

上段の就寝部が120cmより低くても11歳近くになるまで様子を見た方がより安心できるかもしれません。

とはいえ実際は下の子が小学生になると購入するタイミングが多く、その場合、上の子の年齢が11歳になっていないことも考えられますので、次項以降の転落などに関する記事をご紹介したいと思います。

二段ベッドからは落ちない?落ちても大丈夫な対策

二段ベッドから落ちないように柵を高くしたりメーカーは落下防止策をしていますが、子供が落ちる前提で考えておくといいですよね。

子供は大人と違って注意していても落ちる確率が高いです。

二段ベッドの上では遊ばないように子供と約束する

二段ベッドは秘密基地や自分のお城を手に入れたと感じ、子供の気持ちが高揚してしまいます。

二段ベッドを手にした子供を放っておくと、二段ベッドの上で跳ねたり、上段から飛び降りたり、二段ベッドの上で遊んでしまいす。

二段ベッドの上で飛び跳ねると耐荷重以上の圧力がフレームにかかり、底板が割れて突き抜けてしまうと大けがに繋がります。

上段から飛び降りる行為もお兄ちゃんの真似をして下の子が飛び降りて骨折することもあります。

二段ベッドを遊具のように遊ばないよう危険性をしっかりと伝えて、「二段ベッドは寝る為の寝具であること」を正しく理解させたいですよね。

二段ベッドの周りは片づける

夜おしっこに行きたくて目が覚めて寝ぼけた状態で上段から降りる際に、はしごを踏み外して落ちることがあります。

はしごの途中で落ちただけであれば何もケガをせずに済んだのに、足を付いたところに運悪く積み木があるとケガをしてしまいます。

万が一に備えて二段ベッドの周りにおもちゃなど置きっぱなしにせず片づけてから寝かせるようにしたいですよね。

二段ベッドの周りに緩衝材を敷く

二段ベッドの周りに物を置かないようにする事が大事だと話しました。

もう一つ大事な事として子供が床に落ちた衝撃を和らげるように緩衝材として敷物を敷いておくと少しでも安心です。

子供部屋の床板はフローリング材だと思います。

フローリングは安く見た目もおしゃれで掃除機がかけやすいなどメリットが多いですが、硬くてケガがしやすいのが難点です。

子供部屋の敷物でおすすめなのがコルクマットです。

絨毯はゴミがからみやすく、子供は飲み物をこぼしたりしますので、洗濯やお手入れが大変なのであまりおすすめしません。

その点コルクマットは二段ベッドから落下しても衝撃を吸収してくれます。

ゴミも絡みにくく水にも強いので子供部屋におすすめの敷物だと思います。

【コルクマットの関連記事はこちら】
→「子供部屋の敷物にコルクマットを選んだ理由とは

定期的に点検をする

子供が安心して就寝できるようにする為にも

  • ネジの締まりをチェック
  • はしごのチェック

を定期的に確認して欲しいですよね。

二段ベッドを購入すると最近は自分たちで組み立てる事が増えました。

完成時はきつく締めたネジもしばらくするとネジが緩んできます。

二段ベッドの上で遊んだらダメ!」といくら注意していても子供は乱暴に扱いますので柱や柵のネジが緩んできます。

また柱や柵以外にも上下段を連結している金具がしっかりしているかもチェックしたいですよね。

それとネジだけでなく、はしごの点検も怠らないようにしたいです。

親の知らないところで、はしごを駆け上がったり、はしごにぶら下がったり子供がしてたりします。

はしごの踏板に異常がないか確認しておくと安心ですよね。

二段ベッドは子供たちの自立心を養う

欧米の子育てとは違って、日本では親が添い寝する事が多いですよね。

とくに母親は子供と添い寝する事が多く、疲れているとそのまま寝てしまったりと育児の負担が大きいです。

親と寝たがる子供でも、二段ベッドを買った途端、上の子にくっついて早い年齢から自分達で寝てくれることがよくあります。

下の子との添い寝から解放されたら、とても楽になりますよね。ちょっと寂しいですけど(笑)

二段ベッドは危険だなと思うこともありますが、部屋の空間を有効に活用できたり、育児の面でも子供達だけで寝てくれるようになったとメリットがありますよね。

【二段ベッドのメリット・デメリットの詳しい記事はこちら】
→「二段ベッドの5つのメリットとデメリットとは

【二段ベッドの購入前に参考にして欲しい記事はこちら】
→「二段ベッドのすのこの上に何を敷く?おすすめはどっち

まとめ

二段ベッドがいつから使えるか適用年齢から言えば2歳以上からとなっていますが、実際に購入される時期は下の子が小学生に上がる頃が多いようです。

下の子が2歳から5歳までの幼児の場合、下段で寝れる年齢かもしれませんが、まだまだ添い寝が必要な年頃なので、上の子と二人だけで寝るというのは難しいかもしれません。

下の子が小学生に上がる頃になると上の子も高学年ぐらいになっていると思いますので、上段で寝るのが安心できる年齢だと思います。

二段ベッドがいつから使えるかは年齢や精神面の事を考えると下の子が小学校を入学した時に購入するのがタイミング的にいいのかもしれませんよね。

二段ベッドがいつから使えるかと同時に二段ベッドはいつまで使えるのか気になりませんか?

気になる方はこちらの記事も参考になさってください。
→「二段ベッドは何歳まで使ってくれる?おすすめの解決方法とは

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