子供が大きくなって小学校に入学すると、「そろそろ子供だけで寝て欲しいなー」と考え始めますよね。
ベッドを置かずに床に布団を敷いてもいいけど、毎日布団を片付けるのが面倒くさいですよね。
兄弟のいる子供をお持ちだと
- 二段ベッドを買う方がいいのかな?
- シングルベッドを2つ用意した方がいいのかな?
それぞれ良し悪しがあり、いろいろと悩むところだと思います。
今回は、小学3年生と小学1年生の兄弟と仮定して、シングルベッド2台を並べた場合と比較して、二段ベッドのメリットやデメリットを紹介したいと思います。
二段ベッドの5つのメリットとは
はじめに二段ベッドのメリットや長所があるのか紹介します。
部屋にスペースができる
子供部屋にシングルベッドを2台並べてしまうと部屋がとても狭くなりますよね。
部屋が狭くなるからといってシングルベッドを1台にすると、子供部屋が2つ必要になります。
お住まいの間取りによっては2部屋を用意できないかもしれません。
部屋が狭いとシングルベッドを2台並べるのは現実的に難しいですよね。
そのような悩みを解決しているのが二段ベッドです。
ベッド1台分のスペースで済むので、部屋のスペースを有効に活用できます。
二段ベッドの1番のメリットはスペースを有効活用できることですよね。
地震対策になる
二段ベッドで地震対策?って、意外に思われる方が多いと思います。
二段ベッドだからこそタンスや家具が倒れてきても下敷きにならずに済んだという事例があるのです。
地震がおいて怖いのが食器棚やタンスなどが倒れてきて、中の食器が割れたり、その下敷きになる二次被害ですよね。
寝室の場合、食器棚を置いている人は少ないと思いますが、タンスはどこの家庭でも置かれていると思います。
地震対策として大きな家具は寝室に置かないのが一番ですが、置き場所の都合上どうしても置かないといけないですよね。
シングルベッドや床に布団を敷いて寝ていると、タンスが倒れてきて下敷きなったという二次被害が多いです。
それが二段ベッドだと「タンスが倒れても上段の柵や連結の柱に当たって斜めにもたれかかった状態で止まり、タンスの下敷きにならずに助かった」という声を聞きます。
その話を聞いた時は、「なるほど」と思いました。
もちろん地震で揺れても、上と下がちゃんと固定されている強度の強い耐震性の二段ベッドであることは条件ではあります。
しかし、地震対策という面で二段ベッドにメリットを感じます。
秘密基地になる
子供にとっても1番のメリットは「わくわく」感ではないでしょうか?
親にしてみたら二段ベッドを秘密基地のように遊ぶのはやめて欲しいと思いますよね(笑)
二段ベッドを使っている友達を子供時代に羨ましく思っていました。
子供にとって友達に自慢できるものがあるのは大きなメリットですよね。
子供の成長
子供が小さいうちはママとパパと一緒に寝ているスタイルが多いと思います。
いつまでもその状態だとママとパパは大変です。
子供を寝かしつけると一緒に寝てしまい、目が覚めると朝だったって経験ありますよね。
小学校に上がったら「子供たちだけで寝て欲しいなー」と思いませんか?
シングルベッドに比べ二段ベッドだと「さびしい」よりも「楽しい」という気持ちが強くなます。
二段ベッドの購入を機に子供たちだけで寝る睡眠スタイルになりやすいです。
子供たちの自信になり、自立につながるメリットがあります。
男女の兄妹
今回の記事内では男兄弟を想定していますが、「お兄ちゃん」と「妹」といった兄妹の場合のメリットを考えてみます。
シングルベッドを2台並べるとどちらかが嫌がる兄妹が多いです。
兄妹といえ男と女が隣同士で寝るのに抵抗があるのでしょう。
二段ベッドだと上と下に分かれるので生理的な嫌悪感も和らぐことがメリットになりますよね。
ただし、子供部屋の男女同室は問題が起きやすく、とくに思春期の子供は難しいです。
シングルベッドに分割できるタイプの二段ベッドであれば、ゆくゆくは部屋を分けるなどの対応は可能ですよね。
経済的メリットはある?
「二段ベッドは1台分の費用で済むのでシングルベッドを2つ買うより安く済みます」という記事をよく見かけますよね。
本当にそうでしょうか?
強度や耐震性の高いものや子供が大きく成長しても長く使える耐荷重の大きい二段ベッドは10万円を超えるものもあります。
1万円台のシングルベッド2台と比較すると二段ベッドの方がが高くつく場合があるので、費用面でメリットがあるとは言えないですよね。
安価な二段ベッドを購入すればシングルベッド2台よりも安くつくかもしれません。
ただし、安全性などデメリットの方が大きくなる可能性が高くなるので、安易に「二段ベッドの方がお得」という理由だけで決めて欲しくはないですよね。
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二段ベッドの5つのデメリットとは
次は二段ベッドのここは良くないといったデメリットや欠点はないのか見ていきたいと思います。
転落事故の危険
シングルベッドと比べると高さのある二段ベッドから落下すると危ないですよね。
二段ベッドはスペースを有効活用できるメリットがありますが、高さがあるのが欠点になります。
子供の安全性を確保するために柵の高い二段ベッドを選ぶなどの転落防止を考えたいですよね。
転落防止策をしても子供の場合、予期せぬ事故はつきものです。
万が一に備えて、床にジョイントマットやコルクマットといった弾力性のある敷物を敷いておくことも必要ですね。
暑い
子供の取り合いになることの多い上の段ですが、夏場はとくに暑いんですよね。
部屋の空気の熱は上へ上へと上がるのと天井から暖められるため、下の段より上の段は暑いです。
暑いからといってクーラーの近くに二段ベッドを設置するのは直接冷気が体に当たるので体によくないです。
対策としては、壁に取り付け型の扇風機をつけるか、柵にクリップ式の扇風機を用意するといいですよね。
お住まいの地域や構造上、上の段は暑くなりそうであればコンセント付きの宮付きのあるタイプを選んでおくと便利です。
どうしても暑くて子供が寝れないときは、シングルベッドに分割してあげましょう。
布団の上げ下げ
ママの大きなデメリットとして布団の上げ下げが大変になりますよね。
とくに小柄なタイプのママはシングルベッドに比べてる大きく負担に感じると思います。
ただし、最近の二段ベッドはロータイプの高さの低いものが販売されています。
ベッドの高さが150センチほどのため、はしごを使わなくても上段まで届きやすい設計になっています。
「布団の上げ下げが大変そう」と感じるのであれば、ロータイプの二段ベッドという手もあります。
部屋のレイアウト
二段ベッドはシングルベッドと比べて高さがある分、圧迫感を感じます。
窓際など置く場所によっては部屋が暗くなります。
エアコンの位置なども考慮する必要があり、間取りによってはシングルベッドに比べて部屋の設置場所に苦労するかもしれませんよね。
ロータイプやコンパクトタイプの二段ベッドなどもあるので、部屋の間取りなどを含めてレイアウトは検討するといいですね。
部屋のスペースを有効に使えるメリットがありますが、設置場所の良し悪しはあると思います。
ケンカ
二段ベッドのよくある兄弟けんかが
「上と下、どっちで寝るか?」
ですよね。
上のベッドを取り合うのが多いみたいです。
親の気持ちとしては兄弟仲良くしてもらいたいですが、ケンカの原因になるのが欠点ですよね。
対策としては、毎日入れ替わるとかローテーションできればいいのですが、寝具の問題で難しかったりしますよね。
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まとめ
二段ベッドの一番のメリットは、シングルベッドと同じスペースで2台のベッドが置けることですよね。
日本の住宅は狭い部屋が多く、有効にスペースを使いたいと考えます。
二段ベッドはそういう住宅事情にあった寝具ですが、子供用ベッドとして考えると即決できないのも親心です。
昔の二段ベッドに比べて、強度・耐荷重・耐震性は高くなっていますが、子供を寝かす以上、安心・安全な寝どころを用意してあげたいですよね。
それぞれの家庭に合わせた一番良い形を選ぶためにも、今回の二段ベッドの5つのメリットとデメリットがお役に立てればと思います。