フローリング床はオシャレな反面、赤ちゃんや高齢者による転倒時の怪我の心配や冬は冷たいといったデメリットがあります。
フローリングの様々な欠点を解消する敷物として、コルクマットがとても人気です。
赤ちゃんの誕生をきっかけに、口コミなどでコルクマットを知り、購入を検討されるママ・パパは多いですよね。
コルクマットはニトリや西松屋などの小売店や、様々な家具メーカーの通販サイトからも購入できます。
コルクマットをはじめて検討されている人は、たくさんの種類の中からどのようにコルクマットを選べばいいのか分からないのではないでしょうか?
これからコルクマットを購入される方のために、使用目的(使い道)・敷く場所・見た目からどのように検討していけばいいのかご紹介させて頂きます。
使用目的による選び方
コルクマットの主な特長に
- 弾力性
- 防音
- 防寒
があります。
コルクマットの使い方によって重視したい機能が違ってきます。
コルクマットの使用目的による選び方で大事なポイントは厚みと素材です。
階下の防音対策に使いたい
2階以上に住むマンション暮らしの人は、階下から足音がうるさいと苦情を言われないか心配ですよね。
生活音を気を付けていても、小さい子供がいれば、静かに生活するのは困難です。
そこで少しでも階下への騒音を和らげるために、コルクマットが効果的です。
コルクマットは足音を吸収する特長があります。
スプーンなどを落とした時に発生する「カーン」といった軽量床衝撃音に強いです。
防音性を重視したいときは10mm以上のある厚手のコルクマットがおすすめです。
厚みだけでなく、コルクマットの裏面に使われている素材もポイント。
各メーカーによってポリエチレンとeva樹脂に分かれます。
一般的なポリエチレンに比べてeva樹脂の方が柔軟性と弾力性に優れています。
防音対策としては、吸収性に優れたeva樹脂を選ぶ方が良いと思います。
ただし、ポリエチレン素材のコルクマットよりも、割高になる傾向があります。
【表:コルク、裏:eva樹脂】
・やさしいコルクマット
・Joint Mat コルクマット(pickupplazashop)
【表:コルク、裏:ポリエチレン】
・コルクマット(ニトリ)
・コルクマット わんぱく(タンスのゲン)
【関連記事はこちら】
⇒「コルクマットの防音効果は本当にあるの?」
防寒対策としての選び方
洋室の床材はフローリングのところが多いのではないのでしょうか?
フローリング材は価格が安く、見た目も綺麗で掃除がしやすいなどの理由でフローリング床は人気があります。
ただし、フローリング材は断熱性に劣り熱の伝導率が高いため、床下からの冷えがよく伝わります。
そこでフローリングの防寒対策に、断熱効果のあるコルクマットを検討されることだと思います。
断熱効果を期待する場合は、防音効果と同じく、厚手のコルクマットの方が熱の伝わりをより遮断できます。
裏面に使われる素材についてもeva樹脂がおすすめです。
ポリエチレンよりeva樹脂の方が低体温性に優れており、低温化でも硬くなりにくく柔軟性を維持できます。
【10mm以上ある厚手のコルクマット】
・くらしメーカー(20mm)
・やさしいコルクマット(12mm)
・ロイヤル通販(1mm)
【関連記事はこちら】
⇒「フローリングの床が冷たい!低予算の寒さ対策にはコルクマット!」
赤ちゃんのための選び方
赤ちゃんが生まれるとオムツ替えのスペースや転倒時の安心対策に、コルクマットが敷かれます。
赤ちゃんのためにコルクマットを敷く場合、大事にしたいポイントは安全面ではないでしょうか?
赤ちゃんは成長・学習していくために、なんでも口に入れます。
コルクマットを剥がして口の中に入れる可能性は大きいです。
赤ちゃんが口の中に入れても問題ないように安全な素材を選びたいですよね。
コルク材はワイン栓に使われることからもわかるように安心な素材です。
コルクマットの場合、裏面に使われている素材に注意が必要です。
ポリエチレンに比べeva樹脂は焼却してもダイオキシンが発生しません。
環境ホルモンが含まれていないので安心・安全な素材と言えます。
赤ちゃんのためにも安全性の基準をクリアしたコルクマットを選びたいですよね。
【乳幼児の基準をクリアしたコルクマット】
・やさしいコルクマット
【関連記事はこちら】
⇒「赤ちゃんの安全にコルクマットを購入した人のレビュー」
犬用の選び方
昔は庭先に犬小屋を置いて外で飼う人が多かったですが、最近は家の中で犬を飼う人の方が多いです。
室内で犬を飼う時に注意したいのがフローリング対策です。
フローリング床は滑りやすく硬いので、とくに小型犬は足や腰に負担がかかり骨折などの病気にかかりやすいです。
そこでフローリング対策として、クッション性があり、安全な素材のコルクマットがおすすめの敷物です。
犬用のコルクマットの選び方で気にしたいポイントは価格と素材です。
犬によって噛みぐせやほじるくせがあると、コルクマットがすぐに駄目になる可能性があります。
消耗品と割り切って高価なコルクマットより安価なコルクマットを選ぶのも一つです。
ただし、安すぎるコルクマットは注意が必要です。
コルクのかすが目立ったり、臭いがきついものがあります。
素材についても犬がかじっても問題がないように素材は100%コルク材かeva樹脂のものが良いと思います。
100%コルク材は価格が高くなるので、eva樹脂を使ったコルクマットが妥当なところだと思います。
【関連記事はこちら】
⇒「犬がフローリングを滑ると危険!滑り止め対策6つの方法とは」
敷く場所によるサイズの選び方
コルクマットをどこに敷くかでサイズの選び方が違ってきます。
コルクマットは一般的に大判サイズ(1辺約45cm)とレギュラーサイズ(1辺約30cm)で販売されています。
広いスペースには大判サイズ、凹凸のある場所や省スペースにはサイズ調整しやすいレギュラーサイズを選ぶのポイントです。
リビング
リビングの場合、全面もしくは広く敷きたいケースが多いので、大判サイズがおすすめです。
同じ面積を敷くのにレギュラーサイズより大判サイズの方が少ない枚数で済みますので、楽に敷くことができます。
家によってはリビングに床暖房があると思います。
床暖房のあるリビングには、床暖房に対応したコルクマットがおすすめです。
リビングで注意したいのがコルクマットの厚みです。
ドアや引き出しなどの付近に敷く場合は、扉や引き出しの開け閉めができるか隙間を確認しておきましょう。
【床暖房対応のコルクマット】
・やさしいコルクマット
・くらしメーカー
【関連記事はこちら】
⇒「床暖房のあるリビングにコルクマットが使えないって本当?」
子供部屋
子供部屋の売、防音・防寒対策だけでなく、床の傷防止にコルクマットを敷きたいと考えることが多いです。
子供部屋は4畳から6畳くらいの洋室が多く、全面に敷き詰めるケースがほとんどです。
リビングと同じく、大判サイズのコルクマットがおすすめです。
ただし、部分的にプレイマットとして使うのであればレギュラーサイズの方が使い勝手が良いと思います。
【関連記事はこちら】
⇒「コルクマットの敷物にコルクマットを選んだ理由とは」
キッチン
キッチンの床は料理中に飛び散る食材や油の汚れ対策だけでなく底冷え対策にもなるので、キッチンマットの代わりにコルクマットを使うのはおすすめします。
キッチンの場合、スペース的にレギュラーサイズが合いやすいと思います。
洗面所
防水性があり、夏は涼しく冬は暖かく感じるコルクマットがおすすめです。
小スペースに敷く時は大判サイズよりレギュラーサイズが楽に敷くことができます。
【関連記事はこちら】
⇒「脱衣所の床材はコルクがおすすめ!エコ暖房で寒さ対策」
見た目の選び方
大粒と小粒
コルクの目の荒さが大きい大粒タイプと細かい小粒タイプがあります。
大粒のコルクマットはコルクの模様がはっきりしており、高級感が感じると言われています。
大粒と違い小粒のコルクマットはシンプルな見た目となっています。
シンプルなデザインは他のインテリアと相性が良いので、リビングや子供部屋に敷きやすいです。
【関連記事はこちら】
⇒「コルクマットの大粒と小粒の5つの違いとは」
サイドパーツ
コルクマットの端は繋ぎ合わせるためにギザギザになっています。
そのままでも問題ありませんが、見た目がキレイとは言えませんよね。
来客時など目に付きやすいリビングは見た目もキレイなサイドパーツを取り付けることをおすすめします。
メーカーによってはサイドパーツがないことがありますのでサイドパーツのあるコルクマットを選ぶことです。
赤ちゃんや犬用として敷く場合は、サイドパーツがあると噛みにくくなります。
【サイドパーツのあるコルクマット】
・やさしいコルクマット
・コルクマット わんぱく(タンスのゲン)
・Joint Mat コルクマット(pickupplazashop)
コルクマットの一覧はこちら
⇒「コルクマット【楽天市場】」
まとめ
はじめての方のコルクマットの選び方として、使用目的・場所・見た目からご紹介させて頂きました。
コルクマットはメーカーによって厚みやサイズ、裏面に使われる素材が違ってきますので、使い方に合ったコルクマットを選んで欲しいと思います。