コルクマットがダニに強い3つの理由とは

弱っているダニカビ・ダニ
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リビングにカーペットやじゅうたんを敷くことを検討されるご家庭は多いのではないでしょうか?

赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちを始めるとリビングのフローリング床の硬さが気になります。

赤ちゃんの場合、よろけてこけてしまうと頭が重たいので、どうしても頭から床に打つことが多いです。

転倒防止などの理由からリビングにカーペットやじゅうたんを敷かれますよね。

ただし、カーペットやじゅうたんは、髪の毛やほこりがからみやすく、赤ちゃんはよだれをこぼすと拭き取りにくいので不衛生になりがちです。

また、ダニのえさが多くなりやすいカーペットやじゅうたんは、ダニが発生しやすいといわれます。

そこでよく耳にするのがコルクマット。

弾力性のあるコルクマットは赤ちゃんが転んでも衝撃を吸収してくれそうだし、赤ちゃんのよだれや飲み物をこぼしてもすぐに拭き取れるから赤ちゃんマットとして良さそうです。

安全性や衛生面では問題がなさそうでも、やっぱり気になるのがダニ。

コルクマットも他の敷物と同じようにダニが発生するのか気になりますよね。

赤ちゃんの肌はデリケートなので、ダニに刺されたり、ダニが大量に発生したせいでダニの死骸やフンからアレルギーでも発症したら大変です。

実は、コルクマットはダニに強い敷物と言われています。

「コルクにダニを寄せ付けない成分が含まれている」「通気性が良い」「ダニの餌になるゴミが取りやすい」といった点が、コルクマットはダニが発生しにくいと言われる要因なのです。

まずはダニ(敵)の事を知ろう!

ダニは非常に小さく目に見えないため信じられませんが、家の中に必ずダニはいます。

どんなにきれいに掃除をしている家庭でも、ダニのいない家は「ない」と思ってください。

ダニの場合、発生を防ぐのではなく、ダニが殖えるのを防ぐことがダニ対策です。

家の中に潜んでいるダニの種類

ダニは昆虫ではなく、クモやサソリの仲間です。

屋内に生息する種類は屋内塵性ダニ類と呼ばれ、このうちアレルギーの原因となるのはヒョウヒダニです。

ヒョウヒダニ(チリダニ)

1年中発生するダニで、温度が20~30℃、湿度が60~80%の高温多湿の環境を好みます。

近年の住宅は気密性がよく、暖房も効きやすい断熱材を使用しています。

冬の寒い時期でも快適な住環境を提供してくれますが、ダニにとっても快適な環境です。

ヒョウヒダニは人を刺すことはありませんが、大量に発生してしまうとダニの死骸やフンがアレルギー疾患の原因(アレルゲン)になります。

ほこりやフケなどを餌にしますので、こまめに掃除をすることが大量発生を防ぎます。

コナダニ

高温多湿を好むため、梅雨や秋口といった雨期に発生しやすいダニです。

また、繁殖能力が高いので、増やさないよう注意が必要です。

人の食べ物をエサとしますので、小さい子供が食べるおやつの後は、食べかすが落ちていないかチェックした方がいいと思います。

また、ワラを好みますので、畳は適温多湿の環境からも最適な住処です。

コナダニも人を刺すことはありませんが、コナダニが大量に発生するとコナダニを捕食するツメダニが増えてしまいます。

ツメダニは人を刺すことがあるので、コメダニを増やさないように気をつけてください。

湿度を下げることがコメダニの増殖を防ぐ有効な対策です。

ツメダニ

他のダニと同じく高温多湿を好むため、梅雨や秋口に発生しやすいです。

また、同じ時期に発生しやすいヒョウダニやコメダニを捕食し体液を吸うため、他の種類のダニが殖えるとツメダニが大量発生しやすくなります。

ツメダニで気をつけたいのが誤って人を刺してしまうことです。

間違って刺されてしまうと体液を吸われ刺咬症(しこうしょう)の原因になります。

刺咬症は簡単に言うと虫刺されの事です。

赤ちゃんや小さい子供の場合、肌がデリケートで弱いので、ツメダニを増やさないようにしてツメダニから守ってあげたいです。

ツメダニは主にカーペットや畳に生息します。

イエダニ

5月~9月にかけて発生し、ネズミや鳥に寄生する吸血性のあるダニです。

宿主の血を吸って生きています。

その宿主であるネズミが死んだり、巣の中で大量発生していると移動して人を刺して血を吸います。

ダニに刺された時はこのイエダニが疑われます。

ダニが繁殖する条件とは

ダニが繁殖する条件は高温多湿でエサがあると発生しやすく、カビが発生する条件とよく似ています。

ダニの快適な条件を満たしてしまうと恐ろしいスピードで繁殖します。

たった数十匹のダニが1ヶ月で成虫になり2カ月~3カ月の生きてる間に約100前後の卵を産みます。

その後、2カ月~3カ月ほどで1万匹近くまで繁殖してしまうそうです。

ダニが増えない環境を作ることがダニ対策のポイントです。

湿度

ダニは湿度55%以上になると活動が活発になります。

反対に湿度が55%以下になると、ほとんどのダニは生きることができません。

普段から部屋の窓を開けて風通しを良くし、湿気がこもらないように気をつけるといいと思います。

部屋干しや加湿器の使用は、できるだけカーペットを敷いている部屋や畳のある和室、寝具のある寝室は避けるようにした方がいいです。

水分を吸収してしまい、ダニの快適な環境になってしまいます。

エサ

ダニはいろいろなものをエサにしますが、不飽和脂肪酸を含んだフケやあか、髪の毛はダニの大好物です。

特に健康な人のフケや髪の毛はダニにとって栄養満点なエサです。

カーペットやじゅうたんの上に落ちてしまうと絡みついてなかなか取れません。

掃除はカーペット用のローラーなどの粘着テープでこまめに取り除くようにしてください。

また、最近は家の中でペットを飼う人が増えていますので、ペットの毛がカーペットについてるケースが多くダニの繁殖を抑えるためにもきれいに掃除します。

その他にホコリや食べかすなどもダニのえさになります。

小さい子供の場合、おやつを食べた後は、お菓子の食べかすが床に落ちてる事が多いので、おやつの後は掃除機をかけることを心掛けたいと思います。

毎回、掃除するのが面倒くさいのであれば、床にシートを敷くなどの工夫をしてはどうでしょう。

ダニの住処

ダニは潜れるところを好み卵を産みます。

カーペット、畳、布団や枕などの寝具は、ダニの大好きな場所です。

カーペット

カーペットの中でも吸水性に優れているウールや混紡といった素材のカーペットは湿気がこもりやすくなりダニの絶好の住処です。

畳は天然素材のイ草でできているので含水分量が多く、通気性が悪いことからダニが繁殖しやすい床材です。

畳の上にカーペットを敷く人がいますが、ダニやカビに関しては最悪の組み合せです。

ダニに高級住宅地を提供しているようなものであり、すぐにやめた方がいいと思います。

布団

一晩寝るとかいた汗を布団が吸収し、湿気がこもります。

また、ダニの大好物である髪の毛やフケやアカなどが多くなりがちなため、ダニの大好きな場所の一つです。

ダニが大量に発生してしまうとダニと接触する時間が多くなり、ダニに刺されたり、アレルギーを引き起こす原因になります。

掃除機をかけたり、こまめに干してダニの死骸やフンを落とす事です。

コルクマットにダニが発生しにくい3つ理由とは

カーペットやじゅうたんなどの敷物に比べて、ダニが潜り込んで卵を産む場所がコルクマットにはありません。

コルクマットは、エサとなる髪の毛やフケなどのほこりが絡みにくいことからダニが発生しにくいです。

1.ダニの嫌いな成分が含まれています。

コルクマットの素材はコルク樫の樹皮を剥いでコルク栓を作った時の端材で作られます。

天然素材のコルクにはダニが忌避する成分であるスベリンが含まれています。

ダニは嫌がりコルクマットに近づいてきません。

そしてこのスベリンには抗菌作用もあり、防カビ対策にもなります。

ダニのエサになるカビが生えにくい事はダニが繁殖しにくいことにつながります。

また、コルクマットにはカーペットやじゅうたんみたいにダニの住処になる場所がなく、コルクマットに卵を産んで繁殖する場所には適しません。

2.通気性が良い

ダニが繁殖する条件の一つに湿度があります。

コルクは無数の小さな気泡があり通気性の良い素材です。

コルクマットは空気は通しやすく調湿機能がすぐれており、防水性が高い特徴があります。

そのため、ダニの好きな高い湿度になりにくいです。

防水性が高いといってもすぐには染み込みませんが、ジュースなどをこぼした後はすぐに拭き取る方がいいです。

すぐには染み込みませんが、時間がたつとゆっくりとコルク内部に浸透します。

その場合は、しっかりと干して乾燥させてください。

湿気があるとダニが発生する原因になります。

3.掃除のしやすさ

カーペットやじゅうたんの場合、掃除機をかけても髪の毛やほこりが絡みついたり、繊維の中に入り込んでなかなか取れません。

しかしコルクマットだと、ほこりや髪の毛、ペットの毛についても簡単に掃除機で吸い取ることができます。

というのもコルクの特徴に静電気を放出する性質があります。

静電気がたまりにくいおかげで、髪の毛やほこりがコルクマットに付きにくくなるのでゴミが取りやすいです。

ジョイント部分に関しても簡単に取り外すことができるので、隙間に入り込んだほこりや髪の毛もすぐに取り除くことができます。

カーペットやじゅうたんは一度敷いてしまうと取り除いて床を掃除をするのは大変です。

ジョイント式のコルクマットの場合、簡単に取り外せるので、全部のコルクマットを外して床の掃除ができます。

そうすることさらにダニの住みにくい清潔でキレイな環境になります。

掃除機では完璧に吸い取れなくても、コルクマットは洗えるものが多く、ハウスダストの原因になるダニの死骸やフンといった細かいものを洗い流せます。

ジョイント式のコルクマットであれば一気に洗う必要はなく、年数回に分けて部分的に洗う事で掃除は楽です。

掃除のローテーションはオススメです。

コルクマットはダニが発生しにくい敷物ですが、だからと言って敷きっぱなしにするのではなく、日常のお手入れはこまににされるといいと思います。

ダニ対策だけでなく、赤ちゃんや小さな子供のためにも、髪の毛やほこりは極力ない清潔な状態にしたいものです。

その点、コルクマットは清潔でクリーンな状態にしやすい敷物だと思います。

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まとめ

コルクマットがダニに強い理由をご紹介させて頂きました。

ダニは高温多湿の環境を好み、ダニが発生しにくい状況を作る事です。

コルクマットを敷きっぱなしにしていると、ダニが発生する可能性はあります。

ただし、他の敷物に比べてダニを寄せ付けにくい性質があり、ダニが発生しにくい環境を作りやすいところもコルクマットがダニに強いと言えます。

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