フロアベッドの選び方の6つのポイントとは

フロアベッドの選び方 低いベッド
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フロアベッドは高さが低いので開放感があって安くて組み立てやすくと口コミの評判が高い人気のあるベッドですが、どんなところに気をつけて選んでいけばいいのか分からないですよね。

ベッドの中では比較的価格が安い部類に入りますが、大きな家具ですのでやっぱりそれなりの値段はしますし、毎日使うものですからフロアベッド選びで後悔はしたくないと思います。

そこでフロアベッドの選び方のポイントをご紹介していきますので少しでもお役に立てればと思います。

フロアベッドの選び方をご紹介する前にフロアベッドとは脚がない床にベッドフレームを直に置くタイプのベッドを当サイトではフロアベッドと呼んでいます。

よくローベッドとの違いを聞かれるのですが一般的な意味付けがなく他のインテリアショップや通販店では同じ低いベッドとして扱われることがあります。

しかし当サイトではフロアベッドとローベッドの違いは脚があるかないかで区別して表記させてもらっています。

1.フロアベッドのサイズの選び方

フロアベッドのサイズは他のベッドと同じようにシングル、セミダブル、ダブルなどのサイズが用意されています。

ベッドサイズの選び方は一般的に1人用はセミシングルからセミダブル、2人用はダブルサイズといった具合になります。

内寸と外寸について

サイズ選びの考え方は基本的に他のベッドと同じように体格や間取りから選んでいきますがベッドサイズの表記幅が他のベッドと違ってフロアベッドのサイズ表記には内寸と外寸があります。

どうして内寸と外寸の表記があるのかというとフロアベッドはベッドフレームの上にマットレスを載せるのでなく「ドロップマット構造」といって床板をベッドフレームで囲んだ中にマットレスを落とし込む構造になっています。

マットレスを囲むベッドフレームの内側が内寸で外側が外寸という表記になっているのです。

そのためベッドフレームの上に載せるタイプのベッドタイプよりもベッドフレームの厚さ分一回り大きくなります。

フロアベッドは高さが低いので開放感があって部屋が広く感じることができますが他のベッドより幅と長さが若干大きくなるので注意が必要です。

一般的なフロアベッドのフレームの厚さは約5cmですのでフロアベッド以外のベッドより幅と長さが約10cmほど大きくなりますよね。

購入前には外寸をチェックして部屋のレイアウトを確認して配置するのに問題ないか必ずチェックしてください。

フロアベッドのベッドサイズの目安

シングル:(約)幅106☓長さ205~215cm
セミダブル:(約)幅126☓長さ205~215cm
ダブル:(約)幅146☓長さ205~215cm

※長さはヘッドボードのあるなしで変わってきますのであくまで参考値になります。

2.フロアベッドの床板の選び方

フロアベッドはマットレスを囲むようにフレームがあるので通気性が他のベッドより悪いです。

さらに床板がステージタイプのようなベタ板だとマットレスと床との隙間がほとんどありません。

フロアベッドのデメリットとしてよく言われるのが湿気がこもりやすく結露も発生しやすいのでカビが発生しやすい点です。

カビからマットレスを守るためにも毎朝起きたらマットレスを立てるなどのベッドメイキングやほこりがたまらないようにベッド周りの掃除をこまめにするなど頻繁にお手入れするのが必須になります。

すのこ板がおすすめ

ベッドメイキングや掃除が面倒くさい人は多いですよね。

そこで少しでも通気性が良くなるように床板はすのこ板を使ったフロアベッドを選ぶのがおすすめです。

材質は桐材が最高

さらにおすすめなのはすのこ板の材質を合板ではなく桐材のものを選ぶことです。

合板より予算が高くなりますが桐材のメリットは断熱性及び調湿性(防湿効果)に優れています。

また、防腐・防虫効果も高い木材です。

湿度の高い地域もしくはフロアベッドは床からの冷えが伝わりやすいので寒い地域に住んでいる人は検討してみるもの良いですよね。

3.フロアベッドのマットレスの選び方

質の良い睡眠を取りたいと意識の高い方や腰痛・肩こりに悩んでいる方は良いマットレスで寝たいと思いますよね。

厚みのあるマットレスや体圧分散に優れた機能性の高いものは価格が高いです。

マットレスの質と価格はどうしても比例する傾向があります。

その点、フロアベッドは安価なものが多いのでその分マットレスに予算をかけて選ぶことができますよね。

4.フロアベッドの色の選び方

フロアベッドの色はナチュラルやホワイトやブラックといった一般的なものが用意されています。

部屋の広くみせたい!圧迫感をなくしたい!のであればベージュやホワイトといった明るいカラーが効果が期待できます。

1部屋に選ぶ色は3色までに抑えるのが良いと言われています。

それ以上の色を使ってしまうとまとまりのない漠然として部屋になってしまうのでその点は気をつけたいですよね。

色の好みと他の家具との兼ね合いで決めていけばいいかと思います。

5.フロアベッドのヘッドボードの選び方

フロアベッドも他のベッドと同じようにヘッドボードのないヘッドレスタイプやコンセント付きの棚のものがあります。

フロアベッドは高さが低く床に近いので目覚まし時計やスマホといったものは宮棚ではなく床に置けばいいやと考えることができます。

高さのある他のベッドよりヘッドボードにこだわる必要があまりないですよね。

ヘッドレスにするとスッキリしますしベッドの長さも棚がない分、短くすみます。

ただリモコンなどすぐに物をなくす人は収納場所として棚付きのヘッドボートを利用するのもありかと思います。

6.シチュエーションによるフロアベッドの選び方をご紹介

赤ちゃんと添い寝がしたい、子どものために購入を考えている、一人暮らしを始めたい、女性や高齢者といったそれぞれに合わせた選び方をご紹介します。

赤ちゃんと添い寝ができる?

赤ちゃんが生まれてしばらくはベビーベッドで寝かすのが一般的です。

しばらくして首が据わり赤ちゃんの世話に慣れてくるとベビーベッドで寝かすより赤ちゃんと添い寝をする機会が増えていきます。

抱っこして寝かせてもベビーベッドに置くと目が覚めちゃったりする経験はみんなすると思います。

広いスペースで赤ちゃんと添い寝したりベッドで寝ながら授乳してそのまま寝かしたりできると楽ですよね。

ただ大人用のベッドで添い寝する時に気になるのが赤ちゃんがベッドから落ちたらどうしようかと心配です。

わたしも赤ちゃんが落ちないように柵をしたり落ちたときに危険がないように床にコルクマットを敷くなどの対策をしました。

ベッドに柵をしても落ちる可能性がありますよね。

フロアベッドだと万が一落ちたとしても高さが低いので大怪我につながる危険性は低いです。

一時的な添い寝ではなく朝まで一緒に寝たいと考えている方は連結できるフロアベッドがおすすめです。

ファミリーベッドと呼んだりする連結ベッドは単に2つのベッドを並べるのではないのでベッドとベッドの間に隙間ができません。

ですので赤ちゃんが2つのベッドの間に挟まる心配がありません。

赤ちゃんが大きくなって子どもと別々に寝ることになってもベッドを分割して2つとベッドとしてそのまま使い続けることができます。

大きなキングサイズのベッドを1つ買うよりも生活の変化にも対応しやすいので連結ベッドはおすすめですよね。

2つのベッドを並べる場所は必要ですがフロアベッドだと高さがないので他のベッドより圧迫感は感じにくいです。

【関連記事】
➾「赤ちゃんと大人用ベッドで添い寝する方法とは

子どものフロアベッドの選び方

フロアベッドは万が一ベッドから落ちたとしても高さが低いので大怪我につながるリスクは低いです。

そういう点からも子どもに与える初めてのベッドとしてはおすすめです。

子ども用としてフロアベッドを選ぶ際は耐荷重量をチェックしてもらいたいです。

小さい子どもは体重は軽いですがベッドの上で飛び跳ねたりする可能性が非常に高いですよね。

友達が遊びにきたら二人で飛び跳ねるかもしれません。

子どもの体重だけで耐荷重量を判断するとフレームや床板が破損することになります。

お子様の体重だけでなく性格なども考慮して選びたいですよね。

一人暮らしのフロアベッドの選び方

一人暮らしを始めようと思うと友達を家に呼んでも恥ずかしくないカッコいい部屋にしたいと思いませんか?

一人暮らしの場合、賃貸のワンルームだったり部屋数も多くなく部屋の大きさも広くない家が多いと思います。

狭い部屋の中に高さのある大きいベッドがドーンと置いてあると圧迫感を感じ余計に部屋が狭く感じてしまいます。

そして何よりもカッコいい部屋とは言い難く、逆にダサかったりしますよね。

高さが低いフロアベッドは開放的で大きな家具にも関わらず部屋の空間が広く感じます。

またシンプルなデザインが多くスタイリッシュでカッコいいと思わせるベッドが多く売られています。

シンプルすぎると感じればインテリアに観葉植物とかを置くだけでおしゃれでカッコいい部屋が出来上がります。

それに一人暮らしの人は価格が手軽なのがフロアベッドの魅力ですよね。

フロアベッドは高さが低いのでソファの代わりとしても利用できるのでワンルームにもピッタリです。

女の子のフロアベッドの選び方

一人もしくは少人数でベッドを設置しないといけない女の子はフロアベッドはおすすめのベッドのひとつです。

最近のベッドは自分で組み立てるタイプが多いです。

フロアベッドは他のベッドよりパーツが少ないので組み立てやすくまた持ち運びもしやすいのでフロアベッドのレビューを見ていても「ひとりでも簡単に組み立てることができました!」というレビューをよく見かけます。

ただし、フロアベッドは収納力がありませんので服やかばん、アクセサリーなど物が多い女性であればちょっと考えものです。

高齢者のフロアベッドの選び方

今まで畳の上に布団を敷いて寝ていたという高齢者の方は多いのではないでしょうか?

年を取ると足腰が弱くなり腰痛持ちの高齢者の方は布団から起きづらくベッドだと起き上がりやすいと聞いてベッドを探し始めているのではないかと思います。

そういう意味ではフロアベッドは高齢者の方におすすめできないベッドです。

フロアベッドの高さは低く20cm前後のものが多くベッドから立ち上がるには腰に負担がかかり足腰の力が必要です。

身長にもよりますが一般的にベッドから立ち上がりやすい高さは床から40cm前後だと言われています。

可能であればショールームなどに行って実際にベッドに座って立ち上がりやすい高さを調べてみるのがおすすめです。

とはいえ今までベッドで寝たことがないとベッドから落ちて怪我しないか心配になりますよね。

フロアベッドは布団寝より若干高いぐらいの高さなので恐怖は感じにくく安心感はあります。

その場合は手すり代わりにサイドテーブルや高めの柵を設置するなどベッドから起き上がりやすくするなどの工夫をするのが良いと思います。

まとめ

フロアベッドは安く開放的でデザインがカッコよく組み立てやすいことから評判が高いベッドです。

これまでサイズや床板に関する考え方やシチュエーションなどによるフロアベッドの選び方をご紹介してきました。

少しでもフロアベッドを検討するお役に立ったら嬉しいです。

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