一人暮らしの住まいはワンルームで1Kという部屋が多いのではないでしょうか?
とくに学生や新社会人といった住居にあまりお金をかけられない方は、ワンルームマンションやアパートの狭い部屋で生活を始めるかと思います。
新生活の始めるときは、ikeaやニトリ、無印といったお店に出かけて、「かわいい家具を揃えたいな~」「モダンなインテリアにしたいな~」など、新生活に夢を膨らませると思います。
でも、現実はワンルームの1Kに置ける家具って限られていますよね。
実家暮らしの人でも、自分の部屋が狭い、夫婦の寝室が狭い、子供部屋が狭くて家具の配置に苦労しているといった親御さんは多いと思います。
部屋や寝室が狭いと頭を悩まされるのが狭い部屋に置くベッドではないでしょうか?
家具の中でもベッドは大きく、しかも価格も高いことから、簡単に買い替えができない点も難しいところです。
いくら部屋が狭いからといっても、寝床はベッド派という人は必ず必要な寝具ですよね。
これから一人暮らしを始める方や、寝室が狭くてストレスを感じている人に、狭い部屋に置くベッドのポイントを紹介したいと思います。
狭い部屋に置くベッドの悩み
広々とした部屋にベッドやタンス、ソファにテーブルなど自由に家具を置ければ、なにも悩みなんかないですよね。
狭い部屋に置くベッドのポイントの前に、狭い部屋に置くベッドの悩みからベッド選びのヒントを考えたいと思います。
家具のレイアウトが難しい
狭い部屋にベッドを置くと、仕事に使うパソコンの机や、休日にくつろぐためのソファが置けなかったり、チェストやクリアーボックスといった収納家具を置くと邪魔になり、動線の悪い部屋になってしまったということがあります。
また、何も考えずに気に入ったベッドを購入してしまうと、テレビや棚、他の家具の配置に困り、もう少し考えてからベッドを選べばよかったと後悔することになります。
快適な一人暮らしをするためにも、狭い部屋に置くベッドを選びたいですよね。
ベッドのサイズで失敗
狭い部屋に置くベッドで失敗したと悩むのがベッドのサイズです。
後悔するケースが、自分の体の大きさに合っていない小さめのサイズのベッドを、部屋が狭いからという理由で選ぶことです。
とくに男性は体の大きい人が多いので、気をつけたいですよね。
ベッドの上に横になったときに、左右のスペースに約20cmの空きがあると、寝返りもでき広々と快適な睡眠ができるそうです。
平均的な大人の男性の肩幅は約60cmですので、肩幅(60cm)と左右のスペース(20cm×2)を足すと、ゆったり寝るのに約100cm必要になりますよね。
シングルサイズの幅は約97cmですので、平均的な大人の男性でちょうど良いサイズであるとわかります。
肩幅の狭い女性や小柄なタイプの人であれば、セミシングル(幅:約80cm)のベッドでも大丈夫ですが、大人の男性だと窮屈に感じると思います。
部屋に入らないほどの大きなベッドは問題外ですが、自分の体に合ったサイズのベッドで寝ないと、睡眠の質を低下させてしまい、日常生活に悪影響を及ぼす危険があります。
幅の狭いベッドを選ぶと部屋の空間は多少広くなりますが、自分の体に合っていないと後悔する可能性が高いので、メリットとデメリットを天秤にかけ、狭い部屋に置くベッドのサイズ選びは注意して欲しいと思います。
ベッドから足がはみ出る
部屋が狭いと、どうしてもコンパクトな小型のベッドを選びがちになります。
ベッドの幅だけでなく、もうひとつ注意したいのがベッドの長さです。
最近では、狭い部屋に置くベッドとして、丈の短いショートサイズのベッドがあります。
コンパクトで小さいベッドはかわいいので、女性や子供向きといえますよね。
ただし、背の高い人が丈の短いショートベッドで寝ると足が出てしまう可能性があります。
普通サイズの長さは約195cmありますが、ショートサイズになると約180cmと短いです。
枕を置いて寝ますので、頭の位置は10cmほど下がると思います。
身長が170cm近くあると、寝相によっては足が出てしまう可能性がありますよね。
表記上の長さだけで判断して、身長が180cmもないから大丈夫と思い、ベッドを選んでしまうと失敗するので注意して欲しいと思います。
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狭い部屋に置くベッドのおすすめの種類
収納付きベッドでスペースの有効活用
一人暮らしとはいえ、洋服やかばん、生活用品など荷物があると収納できるスペースが必要です。
とくに女性であれば、荷物が多い人が多いので、収納スペースはいくらでも欲しいですよね。
ワンルームの1Kだとクローゼットが狭く収納できる量が少ないので、収容量を増やすために、チェストやクリアーボックスといった収納家具を買い足すことを検討すると思います。
広い部屋であれば、どんどん買い足しても置ける場所がありますが、部屋が狭いとそういうわけにはいきませんよね。
ベッドとテレビと棚で部屋がいっぱいいっぱいなんて状態だと、収納家具を買いたくても買えません。
荷物が増えていくと、床に荷物が散らかって、足の踏み場もない状態になります。
そんな状況を回避するためにも、収納付きベッドと呼ばれる収納機能が付いたベッドが便利です。
収納ベッドはデッドスペースであるベッド下を利用して収納庫が付いてあるので、部屋の有効スペースは小さくならずに、収納量を増やすことができます。
収納ベッドのデメリットとして湿気や高さがある点です。
湿気については、湿気対策をちゃんとしておけば、カビやダニの発生を防ぐことができますが、高さはどうすることもできません。
ベッド下に収納スペースがある以上、ベッドの位置が高いですので、狭い部屋に置くと圧迫感を感じるかもしれません。
ベッドに高さがあるのは欠点だけとはいえません。
部屋の中で気付いたら居る場所といえば、ベッドの上ではないでしょうか?
ベッドに高さがあると腰をかけやすいので、座りやすいという利点があります。
ベッドを買ったら、「収納とソファが付いてきた!」と思うことができると思います。
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165cm以下の人はショート丈がおすすめ
前述ではショート丈のベッドを選ぶと、気をつけて欲しいことを書きました。
それは身長に合わない人の場合です。
女性や子供など、身長が165cm以下の人には、ショート丈の短いベッドはおすすめです。
ベッドフレームの長さが約15cmほど短くなると、今まで置けなかったスペースにベッドを置くことが考えられます。
部屋のレイアウトもいろいろなバリエーションを検討できたり、空間に余裕ができると動線がスムーズになるメリットがあります。
他の家具や荷物を置けるようになるかもしれません。
ショート丈のベッドはかわいいタイプのベッドが多いですが、男性でも小柄な人であれば、問題ないと思います。
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低いベッドで空間をすっきり見せる
荷物の量が少なく、部屋の中をおしゃれにすっきり見せたい時におすすめの狭い部屋に置くベッドに、フロアベッドやローベッドがあります。
床に近くて低いフロアベッドは安くておしゃれなベッドの種類がたくさんあります。
ベッドフレームを直接床に置くため、部材が少なくて済むので、価格を抑えられます。
背の低いベッドはスタイリッシュな雰囲気を感じさせますので、おしゃれにカッコよく決めたい人に向けています。
部屋が狭くてもフロアベッドであれば、空間が広く感じる効果があります。
ただし、ベッドが低い分、ベッドに腰をかけたり、立ち上がりにくい難点があります。
ちょっと低すぎるかなと思うときは、足の付いたローベッドを選択すると良いと思います。
足が付く分、少し高くなりますが、それでも室内の空間をすっきりと見えますし、ベッド下の通気性がよく、掃除がしやすくなるのが利点です。
荷物があまりなく、他の家具を部屋に置くことがなければ、狭い部屋に置くベッドの候補として、フロアベッドやローベッドを選択肢に入れてもいいですよね。
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ヘッドボードなしでコンパクト!
宮付きやヘッドボードと呼ぼれる棚がベッドに付いていると、寝覚まし時計やティッシュなどの生活用品を置いておくのに便利ですよね。
最近ではコンセント付きのヘッドボードが多く、スマホやゲーム機などを充電するのに重宝します。
ただし、ヘッドボードのデメリットとして、ベッドフレームが長くなる点です。
狭い部屋に置くベッドとしては、ヘッドボード分の長さが短くなれば、睡眠の質を下げることなく、コンパクトなサイズを実現できます。
狭い部屋の場合、手に届く範囲に物が置いてある状態だと思いますので、ヘッドボードの棚がなくても、それほど不便に感じないと思います。
頭の方を壁にくっつけるように配置すれば、ヘッドボードがなくても、頭から落ちる心配がありませんよね。
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まとめ
狭い部屋に置くベッドは、サイズをコンパクトにするか、収納付きのように、ベッドに機能を追加したタイプのベッドがおすすめです。
ベッドの選びの前提になるのが、自分の体形に合ったサイズのベッドを選ぶことです。
ベッドが小さいと窮屈に感じてしまい、睡眠の質を落としてしまうと、快適な生活が送れなくなってしまいます。
狭い部屋をすっきりと広く見せたいからと、膝が悪いのに、立ち上がりにくいローベッドを選ぶのも違うような気がします。
狭い部屋に置くベッド選びはいろいろと制約が多くなりますが、自分の体形や生活スタイルなどを熟考して、ストレスを感じないベッドを選択して欲しいと思います。