すのこベッドとは床板がすのこ状(角材の上に木材を一定の間隔で打ち付けたもの)でベッドフレームを使わないベッドのことです。
すのこの特長は通気性が良いところ。
日本の気候は湿気が多く、湿気対策に押し入れの中にすのこを敷くことがあります。
他にもバスマットの下にすのこを敷いて、湿気を逃がす目的で色々なシーンで利用しているかと思います。
すのこベッドは通気性以外にどのような特徴があるのでしょうか?
気になるすのこベッドのメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
すのこベッドのメリット
すのこベッドには次の7つのメリットがあります。
1.通気性が良い
すのこベッドは通気性に優れたすのこ床でマットレスの湿気を逃がすので、湿気やカビを防止します。
人は、寝ている間に約コップ一杯分の汗をかくと言われています。
梅雨の時期や冬の結露など寝具は1年中湿気の多い環境にさらされています。
すのこ構造により風通しが良いので、湿気を逃してくれるのが1番のメリット。
汗っかきの子供におすすめです。
2.夏は涼しい
通気性が良いと夏は涼しく感じます。
日本の夏は高温多湿なため、部屋の湿度が高いと蒸し暑く、寝苦しい原因です。
マットレス内部や布団に湿気がこもっていると、部屋の湿気が上がります。
その点、すのこベッドのマットレス内部の湿気が逃げることで、干した後のようにサラサラな状態になりやすいです。
部屋の湿度が低いと同じ室温でも涼しく感じ寝やすくなりますよね。
3.木の香り
すのこベッドに使われる材質は、檜(ひのき)、桐(きり)、杉(すぎ)、パイン材があります。
木の香りには癒し効果があり、檜やパイン材の香りにはリラックス効果などのメリットがあります。
檜やパイン材を使用したすのこベッドであれば、木の香りを楽しみながらリラックスした状態で熟睡できます。
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4.組み立てが簡単
収納付きベッドや宮棚付きベッドなどに比べて、組み立てが簡単なすのこベッドが多いのも特長です。
一人暮らしや力の弱い女性にとって組み立てしやすいのはメリット。
ベッドの組み立ては有料サービスのお店が増えており、最近はベッドは自分で組み立てる時代です。
組み立てが苦手な人にとって楽に組み立てられるベッドは魅力的だと思います。
5.2台並べて置ける
すのこベッドは床板がフラットになったおり、マットレスがフレームの中に沈むことがありません。
すのこベッドを2台並べて置いても、他のベッドによくあるマットレスの間の隙間ができないのが特長です。
すのこベッドは大きいサイズが少ないですが、2台並べて置ける事でサイズのバリエーションをカバーしています。
ベッドを2台並べて置きたいカップルはメリットになります。
6.シンプルなデザイン
すのこベッドはヘッドレスが多く、シンプルなデザインが魅力です。
コンパクトなサイズが一人暮らしの女性や子供部屋に人気。
シンプルなデザインは色んな部屋になじみやすいですよね。
造りもシンプルなので価格も比較的安いベッドが多いです。
7.敷き布団が使える
すのこベッドはマットレスではなく、敷き布団が使えます。
腰痛持ちや男性の方はマットレスが柔らかすぎて苦手な人がいますよね。
敷き布団で寝たいけど、ベッド派の人にすのこベッドはメリットがありますよね。
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すのこベッドのデメリット
すのこベッドには次の6つのデメリットがあります。
1.ベッド下を収納スペースにしにくい
部屋の収納力が低いとベッド下を収納スペースとして使いたくなりますよね。
すのこベッドのベッド下は空いているので、収納ボックスを置くことが可能です。
ただし、すのこベッドのメリットである通気性が悪くなる可能性が出てきます。
ベッド下が物だらけになると風通しが悪くなり、湿気がこもってしまいます。
ベッド下を収納スペースとして使いたい時は、物を置きすぎないことが対策です。
2.きしみ音がしやすい
すのこベッドは木材を使っているのと、構造により、きしみ音がしやすいベッドです。
きしみ音は一度気になり出すと耳障りに感じ、眠りの妨げになります。
すのこベッドのマットレスより布団で寝ているときしみ音がしやすいです。
きしみ音対策は、布団を使わずにクッション性のあるマットレスを使うことです。
3.冬は寒い
すのこベッドは夏は気持ちよく快適に過ごしやすいですが、冬は反対に寒く感じやすいと言えます。
ベッド下の冷気が、すのこ板→マットレスと抜けて、床下が寒く思います。
とくに床がフローリングは寒く感じますよね。
対策として、ベッド下にラグマットやカーペットを敷くと寒さ対策になります。
寒い地域では断熱性のあり簡単に敷きやすいコルクマットがおすすめです。
これでベッド下からの冷たい空気をシャットダウンできます。
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4.ベッド下にホコリが溜まりやすい
すのこベッドはスペースがあり、ホコリが入りやすいです。
空気の流れがあるとはいえ、入り込んだホコリが再度舞い散り移動することはありません。
すのこ床は通気性が良いのがメリットですが、すのこ床に敷いた寝具から発生したホコリが通り抜けてベッド下に落ちます。
すのこベッドの外からと中からホコリが入りやすいのがデメリットです。
ですが、すのこベッドは空洞なので(物を置いていないことが前提)、掃除がしやすいと思います。
掃除が面倒な人は、お掃除ロボットが使えます。
5.サイズのバリエーションが少ない
すのこベッドのサイズはセミシングル、シングル、セミダブルといった一人用サイズまでがほとんどです。
ダブル、クイーン、キングサイズといった二人用サイズは売られていることがありません。
大きいサイズが少ないことがデメリットですが、すのこベッドのメリットで紹介した通り、2台並べて置くことができます。
大きめのサイズを探してる人は、2台並べることでサイズのバリエーションの少なさをカバーできると思います。
6.布団寝は畳と比べて寝心地が悪い
すのこベッドのメリットの一つに敷き布団が使えることをご紹介しました。
敷き布団は少し弾力性のある畳の上で使うことを想定して作られています。
すのこの床板は木材なので畳の上で寝るよりも硬く感じます。
また、フラットな面とは違い、隙間があるため、背中が痛くなることもあります。
対策としては、薄い敷き布団ではなく、厚みのある敷き布団を用意することをおすすめします。
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まとめ
すのこベッドのメリットとデメリットをご紹介させて頂きました。
すのこベッドは通気性に優れており、シンプルで価格も安いことから、一人暮らしや子供部屋に人気のあるベッドです。
メリットもありますがデメリットもあります。
ベッド下を収納スペースに考えてる人は、不向きなベッドかも知れませんよね。
すのこベッドの購入前にはメリットだけでなく、デメリットを知って後悔のないようにベッドを選んでもらえるとうれしいです。