社会人や大学生になるとワンルームマンションや賃貸アパートなどに引っ越し、夢の一人暮らしを始める人は多いですよね。
新生活が始まると家具や家電など生活に必要なものを揃える必要があります。
最近の日本人は昔と違い、子供の頃からベッドで寝る生活スタイルが染みついており、ワンルームに合うベッドとして、収納ベッドを選ぶ方が多いです。
収納ベッドを選ぶ理由として
- 部屋の間取りが小さい
- タンスやチェストを置くスペースがない
- クローゼットが狭い
など、収納スペースがない理由が多く、ベッドの下を有効活用できる収納ベッドがあれば、お部屋の収納力をあげることができると思いますよね。
収納ベッドには3つの種類があり、それぞれ収納する目的や機能が違います。
収納ベッドを探すときに、お役に立てる「収納ベッドの選び方」をご紹介したいと思います。
収納ベッドとは
収納ベッド又は収納付きベッドとは、ベッドの下に収納スペースの付いたベッドのことです。
収納ベッドの特徴は、ベッドの下のデッドスペースを利用することで、お部屋を狭くすることなく、お部屋の収納力を上がる特徴があります。
収納ベッドと呼ぶ中に、壁面にベッドを収納できるタイプもあります。
保健室に壁面に収納するベッドを置いていたりするので見たことがある人もいるかもしれません。
ただし、ここでいう収納ベッドとは、ベッドの下に収納できるようにしたベッドとして、収納ベッドの選び方を紹介していきたいと思います。
収納ベッドのメリット
収納ベッドの利点は何といっても、お部屋の有効スペースを減らすことなく、収納力があがることですよね。
収納ベッド以外のベッドの場合、チェストや衣装ケースなどの収納家具が必要になり、ベッドと他の家具を置くと、どうしても部屋が狭くなってしまいます。
一人暮らしに多いワンルームマンションだとリビング兼寝室になりますので、ベッド以外に他のインテリア用品は置きたくないですよね。
そこで人気のあるのが、簡単に収納力を上げることができる収納ベッドといえます。
ベッドの下を丸々収納に使える大容量の跳ね上げ式タイプや、大量に収納できる引き出しの付いたチェストベッドは、クローゼット一つ分が増えたぐらいの収納力があります。
収納家具が不要になるので、本棚やカラーボックスを置く余裕ができますよね。
収納ベッドに何入れる?
収納ベッドに入れるものがあらかじめ把握していると、収納ベッドの選び方が楽になります。
引っ越しする予定の部屋が狭く、クローゼットも小さく、収納できる場所がないから、収納ベッドを選びたいという気持ちはわかります。
先に入れるものを想定してから収納ベッドを選ぶと、これからの日常生活の使い勝手や使い心地が変わってきます。
あなたの生活に合わない収納ベッドの種類を選んでしまうと、使い勝手の悪い収納ベッドになってしまい後悔します。
一般的に収納ベッドに入れる中身として次のようなものがありますので、参考にして欲しいと思います。
- 衣類や服
- 本や漫画などの雑誌
- 化粧品やアクセサリーなど
- スーツケースやゴルフバックなどの長物
- 季節物といった布団や毛布など
日常的によく使う日用品を収納するのか、普段はあまり使わないけど、大きいサイズのものをなおしておきたいのかによって、収納ベッドの選び方は違ってきます。
どういう風に収納ベッドを利用する予定なのか考えておくと、収納ベッドの選び方で失敗しなくなりますよね。
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収納ベッド3つの種類
収納ベッドは大きく3つのタイプに分けることができます。
- 引き出し付き
- 跳ね上げ式
- チェストベッド
それぞれ収納ベッドの特徴が違いますので、収納したいものに合わせて選ぶと失敗しないですよね。
引き出し付きとは
引き出し付きは1段で2~3杯の収納が付いています。
収納ベッドの中でも引き出し付きのタイプは昔から人気が高く、価格がお手頃な点なのでお求めになる人は多いです。
手の届く範囲に引き出しがあり、ちょっと引き出せば収納できるので、よく使う日用品をなおしておくと使い勝手がいいですよね。
ただし、引き出すためのスペースが必要になってくるので、引き出しの前に物を置くことをできません。
引き出しを取り付ける場所は、部屋のレイアウトに合わせて、左右どちらかに取り付けられるようになっています。
引き出しがどちら側にも取り付けることができる構造上、引き出しの反対側はフレームの板がついていないものが多く、ベッド下にホコリが入り込みやすい構造になっています。
少し値段はあがりますが、引き出しがbox構造のタイプを選ぶと板で囲まれるため、ほこりが入り込みにくくなります。
また、キャスターやスライドレールが引き出しにつきますので、一般的な引き出しに比べてスムーズに引き出すことができます。
引き出しのボックス構造の利点として、床板を置く面が多くなり、ベッドフレームの強度が高くなり、ギシギシといったきしみが少なくなります。
引き出しの反対側のベッド下のデッドスペースに長物を置くことができますので、通常の引き出しタイプより収納力が約2倍増えることになります。
跳ね上げ式とは
跳ね上げ式収納ベッドとは、床板を持ち上げてベッド下をフルに活用して収納できます。
シングルサイズの場合、約97cm×195cmの広さがあります。
ベッド下の深さを30cmとした場合、567.45Lの収納空間ができますよね。
跳ね上げ式が大容量の収納ベッドと言われる理由です。
跳ね上げ式の収納ベッドはガス圧式のダンパーを使用しているものが多く、車のトランクと同じように、とくに持ち上げる力を必要としないので、女性でも軽々と持ち上げることができます。
跳ね上げる方向も縦開きと横開きの2種類ありますので、お部屋のレイアウトやベッドを置く場所に合わせて、選ぶことができます。
床板を持ち上げて収納できるので、大きい物でも片付けがとてもやりやすく、季節物やスーツケースなど大きな物をなおしておくのに便利です。
逆に、小物をなおすのは仕切りなく片づけが難しいといえます。
収納ケースなどに整理して片付けるように工夫をするなど、なんでもかんでも収納することは気をつけたいですよね。
床板を持ち上げる必要がありますので、引き出し式のように気軽に収納して使いたい場合は不向きだといえます。
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⇒「跳ね上げ式収納ベッドのメリットとデメリット」
チェストベッドとは
チェストとは蓋つきの大きな箱や整理タンスといった意味を持っています。
チェストベッドは2段で5~6杯の収納が付いています。
ベッド下に整理タンスがくっついたイメージですので、引き出し付きの収納ベッドに比べて、大量に収納できます。
ボックス構造の引き出しは組み立てる必要がなく完成品として送られてきます。
チェストベッドの引き出しはボックス構造ですので、組立が簡単にできます。
2段分の高さの収納がありますので、深型のタイプの引き出しを選ぶこともできますよね。
引き出し付きのボックス構造と同じようにチェストの反対側のベッド下も空いていますので、大きな物や長物の収納スペースとして活用することができます。
チェストベッドの収納力は目にみはるものがありますが、その分ベッドの高さが高くなり、圧迫感を感じます。
小さい子供や年配の方などは高さがありますので、昇り降りに注意が必要かもしれません。
ボックス構造の引き出しで、しかも引き出しの数が多いので、引き出し式の収納ベッドより価格が割高になります。
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収納ベッドのサイズの選び方
ベッドのサイズは一般的にシングル、セミダブル、ダブルのサイズの収納ベッドが多いです。
女性であれば、シングルまたは短いタイプのショート丈の収納ベッドがおすすめです。
男性の場合、シングルサイズだと少し狭く感じる人が多いので、セミダブルや180cm以上の背の高い人は長身ベッドやロングサイズの収納ベッドがおすすめですよね。
同棲を始めるカップルや新婚さんにはダブルの収納ベッドになります。
ダブルが狭いと感じる二人には、セミシングルやシングルの収納ベッドを並べて使うこともできます。
ただし、2台並べて使う場合、引き出し付きのタイプは引き出すスペースが必要ですので、壁際に置くと片側の引き出しが使えなくなるので注意が必要です。
跳ね上げ式収納ベッドは跳ね上げる方向を選べるので、2つ並べたとしても、縦開きと横開きという風にすれば、問題なく収納できますよね。
収納ベッドの注意点
部屋が狭かったり、収納スペースが少ないと収納ベッドは非常に便利で有りがたいベッドですが、気をつけたいことがあります。
湿気やほこりがたまりやすい!
収納ベッドでよく言われる欠点が湿気やほこりが溜まりやすいことです。
室内の下の方は湿気やほこりがたまりやすく、ベッド下に収納スペースを設けると、どうしても通気性が悪くなり、湿気やほこりがこもりやすくなります。
湿気対策やカビ対策として、引き出しの中に除湿剤を入れたり、部屋の窓を開けて換気を行い、風通しをよくすることが大事です。
そして、たまに引き出しを開けっ放しにしたり、跳ね上げたままにするなど換気をこまめにしたいですよね。
住む地域や住居の構造上、湿気が多いのであれば、湿気に弱い衣類や紙など大事なものは、なおさないように気をつけて下さい。
ほこり対策としては、ボックス構造の引き出しやチェストベッド、跳ね上げ式の収納ベッドは板で囲まれているのでほこりが入りにくいです。
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セット以外のマットレスが使えない!
さきほどのベッド下の収納に湿気がこもりやすいように、マットレスも湿気対策が必要です。
一晩寝たときにかいた汗が、寝具を通してマットレスに湿気が吸収されます。
ベッドの床下の通気性が悪いので、マットレスに吸収された湿気が放出しにくいといえます。
部屋の換気を行うときには、マットレスを立てるなどマットレスの中にたまった湿気を放出してあげるといいですよね。
また、マットレスに敷きパットを敷いておくと、マットレスまで汗が染み込むのを防ぐことができます。
跳ね上げ式の収納ベッドのマットレスを自由に選ぶことができないデメリットがあります。
跳ね上げ式の収納ベッドはマットレスをセットに用意しており、専用のマットレスの重量で跳ね上げの確認及びテストを行っています。
専用のマットレス以外のマットレスを別途購入して使うと、跳ね上げに支障をきたしますので、おすすめしません。
使いたいマットレスがある場合は跳ね上げ式ではなく、引き出し式やチェストベッドを選ぶ方がいいですよね。
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まとめ
収納ベッドの選び方として、まずは何を入れるのか、普段の生活でどのように使いたいのか考えるといいと思います。
やみくもに跳ね上げ式がカッコいいからと選ぶと、小物や日用雑貨品は収納しにくく、使い勝手の悪くなります。
逆に季節ものの衣類や布団などをなおしたいと考えているなら、引き出し式の収納ベッドだと入らなかったり、ほこりやカビのことを気にしないといけなくなります。
あらかじめ収納したいものを整理しておくことが収納ベッドの選び方の大事なポイントだと思います。